同じじゃないの?訪問介護と訪問看護との違い、サービスを徹底解説!
介護認定者が利用できる訪問介護と介護認定者以外の方も利用可能な訪問看護にはどのようなサービスがあるのでしょうか。また、それぞれにかかる費用やメリット、デメリットについて説明します。
訪問介護と訪問看護の違い
訪問介護と訪問看護。似た言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。 ◇訪問介護の特徴 訪問介護とは、訪問介護のサービスの利用を受ける契約を交わした事業者から訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者宅に直接訪問して、入浴や排せつ、食事や着替えなどの身体介護、買い物や清掃、調理に洗濯、薬の受け取りなどの生活援助を行うことで要支援、要介護認定を受けた高齢者の生活をサポートするサービスです。 しかし、訪問介護員は医療行為(例えば血糖値測定の血液採取のために針を刺すなどといった行為)を行うことはできません。ただし、爪切りや血圧を測るなどといった医療行為でない行為は行うことが可能です。 ◇訪問看護の特徴 訪問看護とは、看護師や理学療法士などが利用者宅を訪問して、身体介護および主治医の指示による看護を行うサービスです。看護師や理学療法士などは、病院・診療所または指定訪問看護ステーションより訪問しサービスを提供します。 主な看護サービスとして、病気の状態の管理および血糖値や脈拍などの測定、床擦れを防止するための指導や手当て、またターミナルケア(がん末期や終末期の人でも安心して過ごせるよう家族の方へアドバイスなどをすること)も行います。 訪問看護は介護認定の有無にかかわらず赤ん坊から高齢者まで利用することができます。
訪問介護・訪問看護における基本料金
◇訪問介護の料金 訪問介護では、要介護1~5と要支援1・2とでは料金システムが異なります。 ・要介護1~5 要介護1~5については図表1のように定められています。
※厚生労働省 介護報酬の算定構造 より筆者作成 ・要支援1・2 要支援1・2については各自治体により異なります。注意点として、要支援1に関しては週2回を超える訪問介護の利用はできません。