高級ピアノを女子大に寄贈、学生が公開レッスン 全国の教育機関に160台以上を寄贈したロームの目的は
京都府京田辺市興戸の同志社女子大京田辺キャンパスで、公益財団法人ロームミュージックファンデーション(京都市右京区)から寄贈されたグランドピアノを使った公開レッスンがあった。学生たちが豊かな音色に向き合い、演奏技術と感性に磨きをかけた。 ロームは2022年から毎年、全国の教育機関を対象にピアノを寄贈している。老朽化したピアノを良質なものへ入れ替えて音楽環境を整え、学生の育成や文化の普及と発展に貢献することが目的で、これまで24校に計159台を寄贈した。今回は同志社女子大学芸学部音楽科に4台が贈られた。 ロームの関係者を招いた感謝状贈呈式と公開レッスンでは、11月初旬に届いた高級ピアノメーカー・スタインウェイ&サンズ社製のグランドピアノで同大の特任教授が演奏を披露し、学生らが壇上で指導を受けた。 寄贈されたピアノは今後、学生がレッスンや卒業試験を受けるのに使われる。公開コンサートでも音色を届ける。来年1月12、13日には卒業・修了試験が一般公開される。