英国王室に受け継がれる、華麗なるティアラヒストリー
ロイヤルウエディングで、プリンセスの花嫁姿を一際輝かせるティアラ。値段がつけられないほど価値のあるティアラには、様々なドラマが隠されているのをご存知? 英国王室の超貴重なエピソードの数々をご覧あれ。
ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ
ダイアナ元妃(写真左)がまとっていたイメージが強いケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラは、1900年代初期にメアリー女王のために制作され、後にエリザベス女王が受け継いだもの。ダイアナ元妃はこのティアラを結婚記念に贈られ、今ではキャサリン妃(写真右)が着用している。
ロータス・フラワー・ティアラ
現在キャサリン妃(写真右)がこのティアラを着用しているけれど、元はエリザベス皇太后(写真左)が所有しており、夫から贈られたネックレスをリフォームしたもの。エリザベス女王の妹のマーガレット王女が頻繁にこのティアラを着けていて、マーガレット王女が義理の娘に当たるセレナ・アームストロング=ジョーンズの結婚式当日、セレナに貸し出したというエピソードも。
グレヴィル・ティアラ
名士であったマーガレット・グレヴィル夫人が所有していたこのティアラは、後にエリザベス皇太后(写真左)に譲られた。その後、チャールズ皇太子と結婚したカミラ夫人(写真右)に貸し出され、事あるごとにカミラ夫人はこのティアラを着用している。
デリー・ダーバー・ティアラ
1911年、メアリー女王(写真左)のために制作されたこのティアラは、後にリフォームされている。エリザベス女王が譲り受けた後、カミラ夫人(写真右)に貸与された。見て分かる通り、これは王室が所有する中でも最大級のティアラの1つ。そのサイズは、頭1つ分に相当するほど。
ミーンダー・ティアラ
エリザベス女王が義理の母からギフトとして譲り受けたもの。後にエリザベス女王は娘のアン王女(写真左)に贈り、その娘のザラ・フィリップス(写真右)は結婚式でこれを着用した。
スペンサー・ファミリー・ティアラ
ダイアナ元妃(写真中央)が最も頻繁に着用したティアラの1つであるスペンサー・ファミリー・ティアラは、元妃の家族に先祖代々受け継がれているもの。チャールズ皇太子との結婚式ではもちろん、2人の姉や義理の妹にあたるヴィクトリア・ロックウッド(写真右)も、自身の結婚式で着用した。左側の写真は、ダイアナ元妃の姉レディ・サラ・スペンサーとサラの夫。