昨年に最高視聴率と好調「天神祭の花火中継」、新MCにメッセンジャー黒田を抜擢
今年も大阪夏の風物詩「天神祭」の生放送が決定。その記者会見が7月17日、「テレビ大阪」でおこなわれ、今年より新MCに抜擢されたメッセンジャー・黒田有が、生中継に臨む意気込み、せつない幼少期の祭りのエピソードなどを語った。 【写真】テレビ大阪屋上で…会見の様子 黒田有と言えば、NHKの連続テレビ小説『ブギウギ』での村山興業東京支社長・坂口役の演技も記憶に新しい。登場回にはXで「メッセンジャー黒田」がトレンド入りするなど「俳優・黒田有」として視聴者から好評を博した。「第二黄金期」といえる今、名物番組の生中継メイン司会の大役についてはどのように考えているのだろうか? 「テレビだと意識しすぎず、お茶の間のみなさんと一緒に、大阪人らしくお祭りを盛り上げて、大阪を活気づけたい」と意気込む一方で「(前任MCの)西川きよし師匠がどう思っているか…。きよし師匠は今回も中継で出演されるんですが、ハイヒールさんには他局になるけど『朝パラ』に菓子折り持って挨拶にいきたい」と長年MCを務めてきた先輩へのリスペクトを、笑いを交えて語った。 お祭りや花火の思い出について聞かれると「子どもの頃は貧乏で。天神祭ではないけど、祭りの翌朝、露天商が撤収したあとには小銭が落ちてて、それを拾ったことが…。芸人になってからも昔は暇で天神祭をよくぶらぶらしてました。まさかその自分が天神祭中継のメインMCをやるなんで、想像もつかなかった」と、過去と今の状況の落差に自身も驚きを隠せない様子。 さらに「花火は芸能界に似ている。一瞬一瞬、はかなくて美しい。司会も花火のように一発だけで終わらないように頑張ります」と意気込んだ。 人ごみを気にせず、涼しい自宅でゆったり観られる天神祭の花火生中継は毎年好評で、昨年の生放送は歴代最高となる世帯視聴率9.1%(個人5.6%)を獲得。瞬間最高視聴率は、大阪城周辺をヘリコプターで空中撮影した夜7時57分の11.5%だった。 記念すべき放送40回目となる今年のテーマは「臨場感&ライブ感」。天神祭の船渡御や花火の優雅で美しい映像、祭に携わる方々や観客の興奮ほか、天神祭を実際に見に来たような疑似体験ができるようこだわり、新社屋屋上から生放送する。 そのほかの出演者は、川田裕美、石井亮次、黒谷友香、ダイアン・津田篤宏、ゆうちゃみ、石田靖、さや香。そして演歌界から天童よしみと大江裕がなにわの名曲の熱唱で、中継を盛り上げる予定だ。「天神祭生中継2024~満開!なにわ彩る夏花火~」放送は7月25日(木)夜6時25分から。