【2歳新馬・中山5R】馬体重400キロのヴィヴァラリスが外から鋭い末脚で接戦を制しデビュー勝ち
11月30日の中山5R(2歳新馬、芝・外1200メートル、16頭立て)は、三浦皇成騎手の11番人気ヴィヴァラリス(牝、美浦・尾関知人厩舎)が大外から強襲しゴール前の大接戦を制した。タイムは1分9秒0(良)。 白毛馬エクラドネージュがスタート直後から抜群のダッシュ力を見せ、先頭を奪うと気持ちよくレースを引っ張り4コーナーまで逃げる展開に。直線の上り坂で最内ラチ沿い1頭分のスペースに飛び込んだタケショウブラボー(1番人気)が鋭く抜け出し、外から伸びたヴィヴァラリスとまったく並んだところがゴール。2頭の大接戦はハナ差でヴィヴァラリスに軍配が上がった。 2頭からさらに1馬身半差遅れた3着には5番人気のカウスリップが入り、エクラドネージュは7着に敗れた。 ヴィヴァラリスは、父デクラレーションオブウォー、母はペプチドリリー、母の父ダイワメジャーという血統。 ◆三浦皇成騎手(1着 ヴィヴァラリス)「まじめな馬で、体が小さい割に返し馬で1頭になっても落ち着いて走れていた。そのぶん、競馬でもスイッチがあって、直線で1頭になって物見をしたときも内の馬を意識させたらもうひと踏ん張りしてくれた。これから体が増えていってくれるとなおいいですね。いいバネをしています」