警察官や厚労省職員ら名乗り「口座がマネーロンダリングに」 66歳女性が7500万円被害
京都府警舞鶴署は9日、京都府舞鶴市の非常勤講師の女性(66)が、警察官や検察官をかたる男らから現金約7540万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると、女性宅に8月29日、厚生労働省職員を名乗る男からの電話で「健康保険証が不正使用されている」と伝えられ、続けて警察官を名乗る男から「女性の口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使用された疑いがある」「捜査に協力するように」と言われたという。 女性は、男らの指示で金融機関や暗号資産取引業者に計5口座を開設。資金洗浄の名目で9月11日から26日にかけて計9回の取引を行い、男らが管理する女性名義の暗号資産口座に送金させられたという。