阪神・岡田監督 計3死球に怒り!島田に危険球のエスコバーには「俺に謝りに来なあかんやんか」
「阪神タイガース2-3横浜DeNAベイスターズ」(18日、甲子園球場) いら立ちが収まらなかった。当然、敗戦が理由などではない。試合後の会見場。島田の頭部への死球について問われた阪神・岡田監督が切り出した。 【写真】あわや大惨事!衝撃の頭部死球 島田の頭へまともにズドン 数センチずれていれば流血 「まあ、大丈夫やったみたいやけどな。まともやったやろ。ちょっと(頭部の)上の方で良かったとかは言ってたけどな」 同点の九回2死、セーフティーバントを試みた島田にエスコバーの153キロ直球が直撃した。島田はその場にうずくまり、ベンチから担架も用意された。場内は騒然とし、虎党からブーイングも飛んだ。立ち上がって自力で歩いてベンチに下がったが、途中交代を余儀なくされ、代走にノイジーが送られた。 危険球で退場となったエスコバーが阪神ベンチへ謝罪に訪れたが、岡田監督は「知らん。見てない。俺に謝りに来なあかんやんか」と憤りを隠さなかった。島田は三回にも臀部(でんぶ)に死球を受けており、二回には大山も左肘に投球を受けた。今季は近本や梅野が骨折する死球禍に見舞われている。38年ぶりの日本一を狙う重要なポストシーズンを前に、無用の負傷は避けたい。そんな虎将の思いを逆なでするかのような計3個の死球が怒りに拍車をかけた。 CSファイナルで対戦する可能性もある相手に聖地で5連敗。牧には決勝打を含む3安打を浴びた。敵の4番に甲子園だけで打率・389、5本塁打、13打点を許しており、「牧ばっかりやもんな。(配球が)アウトコースばっかりやからな。やられっぱなしでな、ばっかりやったらあかんもんな」と嘆かずにはいられなかった。 7連戦を終え、20日からシーズン大詰めの8連戦を控える。「詰めすぎよな、日程な。ホンマにな」と過密日程にもぼやきは止まらない。つかの間の休日となる19日は「何にもないよ。寝るよ、しんどい」と言い残して会見を終えた。“優勝疲れ”を癒やし、最後まで走り抜ける。