【速報】新型「W230」「メグロS1」日本発売は12月か!? アメリカとタイで発表 現地価格は約66万円から!
レトロモダンの新時代を築く、223ccエンジンと新しいフレーム
タイで発表されたW230とメグロS1に搭載されるエンジンは、KLX230シリーズに搭載される空冷SOHC2バルブ233ccエンジンをベースにしている。エンジンは低中回転域でのパワーフィーリングを向上させ、バランサー付きとなったことで余計な振動を抑えて乗り心地も向上させている。このエンジンは最高出力12.9kW/7000rpm、最大トルク18.6N・mと、KLX230よりも若干パワーダウンしているが、その分発生回転数が低められているので扱いやすい性格であると言えるだろう。 ステンレス製のエキゾーストシステムは全体のデザインの美しさを高めるため、エンジンからマフラーの先端まで伸びる曲線を強調するためにエンジンの右側に配置。今や必需品となった触媒コンバーターはエキゾーストパイプの中央部に組み込まれており、ヒートシールドで覆うことでストレートでスタイリッシュな外観を実現している。 W230、メグロS1共に車両重量は143kgと非常に軽量に仕立てられているが、この車重の軽さに貢献しているのがクラス最軽量級のスチール製フレームだ。このフレームに従来の37mm径のテレスコピックフロントフォークを組み合わせ、キャスター角27.0°、トレール99mmという設定で、ゆっくりと安定したコーナリング特性を生み出している。リアショックは5段階調整付きのツインショックタイプで、クラシカルなルックスと高い走行性能を両立している。 ホイールはフロン18インチ、リア17インチで、クラシカルなイメージを強めるスポークタイプが採用されている。ブレーキには前後ABS付きのディスクタイプが採用され、安全で快適なライディングをサポートしてくれる。
日本への導入はいつ? そして価格はどうなる?
このW230とメグロS1の製造はタイ工場となるため先にタイに導入されたと考えるべきで、基本的に日本にもほぼ同仕様で導入されることになるはずだ。気になる国内導入に関してだが、既に導入準備中であることはカワサキから公式に発表されているが、現時点では導入時期は未定となっている。当然日本でも同時に発売されることとなるだろうが、現在編集部に入っている情報によると新型のKLXシリーズよりも1ヶ月ほど早くなるのではないかということだ。KLXが本来12月導入の予定だったのが1月に延期されたとの情報もあり、それ考えると12月に国内販売が始まるのではないだろうか。 気になる価格だが、W230がタイで14万9900バーツ、メグロS1が16万7900バーツと発表されている。10月1日時点で1バーツ=4.44円なので、そのまま計算するとW230は66万5556円、メグロS1が74万5476円ということになる。ちなみに同じタイ製造のNinja ZX-4R SEのタイでの価格は32万バーツで邦貨換算すると142万800円となるが、国内での販売価格は112万2000円となっている。つまり、Ninja ZX-4R SE国内価格はタイ価格の約80%ということになるので、この計算式に当てはめるとW230は約53万2444円、メグロS1は約59万6380円ということになる。もちろん為替の変動もあるので断言はできないが、W230は55万円前後、メグロS1は60万円前後というのが妥当なところではないだろうか。