【速報】新型「W230」「メグロS1」日本発売は12月か!? アメリカとタイで発表 現地価格は約66万円から!
2023年のジャパンモビリティショーでその姿を現した「W230」と「メグロS1」が、ついにアメリカとタイで発表された。日本への導入時期は12月予想されるが、まずはアメリカとタイ仕様を紹介ししよう。 【画像】W230&メグロS1をギャラリーで見る(27枚) 文/Webikeプラス 後藤秀之
「W230」と「メグロS1」の投入はタイとアメリカ市場から
カワサキのバイクのルーツはメグロにある。旧WシリーズはメグロのKシリーズがベースであり、現行のW800をベースにそれをトリビュートしたメグロK3が2021年に発売されたのは記憶に新しい。 2023年のジャパンモビリティショーでカワサキは、230ccの空冷単気筒エンジンを搭載した「W230」と「メグロS1」という2台のニューモデルを展示した。エストレヤシリーズの生産中止後長らく空席となっていた、カワサキの軽二輪クラスビンテージスタイルモデルの登場は当然話題となっていた。元々エストレヤのデザインはメグロのジュニアシリーズをモチーフとしており、その後継モデルとなるW230をベースとしたメグロS1が、好調なカワサキのネオクラシック戦略路線に加わるのは自明の理と言えるだろう。 モーターサイクルショーにも展示され、その登場が待たれたW230とメグロS1だったが、ついにアメリカとタイでの販売が発表された。
どこが異なる? 兄弟車W230とメグロS1
W230とメグロS1は基本的にエンジンや車体を共用する兄弟車であり、基本的には外装関係のパーツの意匠が異なっている。 W230はタンクと前後フェンダーが同色ペイント仕上げされ、パールアイボリー/エボニーというカラーリングを採用。タンクにはWのエンブレムが装着され、シートはツートン仕立てのものが装着されている。ダブル クレードルフレームに丸型ヘッドライト、ティアドロップ型燃料タンク、スポーク ホイール、金属製フェンダーなどを採用し、カワサキのビンテージデザインを時代を超えて現代的に再構築していると言えるだろう。 対するメグロS1はメッキ仕様のタンクが装着され、フェンダーなどはブラックアウトすることでよりクラシカルなイメージを強めている。カワサキによるとこのメグロS1のデザインは1964年型メグロ SGからデザインのインスピレーションを得ているといい、各部にその意匠が生かされている。タンクにはメグロのエンブレム、サイドカバーやスピードメーターパネルにはカタカナで「メグロ」と入るなど細かい部分に過去のメグロブランドに対するトリビュートが見られる。またシートは黒字に白のパイピング仕様となっており、より一層クラシカルなイメージを強めている。