悲願へ50度目タイトル挑戦の上田桃子「今年はバチバチ意識」シルバーコレクター返上へ気合満点
国内女子ゴルフの今季メジャー第1戦、ワールドレディスサロンパスカップ(賞金総額1億2000万円、優勝2400万円)が5日からの4日間、茨城県つくばみらい市の茨城GC西C(6680ヤード・パー72)で、上限8000人の有観客開催される。指定練習日だった3日、悲願のメジャー初制覇を目指す上田桃子(35)=ZOZO=がタイトルへの熱い思いを語った。 ◇ ◇ 「残りのゴルフ人生をかけて(国内)メジャーに勝ちたい」。桃子が今年の年頭に打ち明けた、自身の心の叫びだ。4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでミセス初Vを飾り、精神状態も上々で迎える今季メジャー初戦。2005年のプロテストに合格した桃子にとっては、06年サロンパス杯で国内メジャーに初出場したのを皮切りに通算50回目の公式戦タイトル挑戦だ。 07年賞金女王、ツアー通算17勝の実績を持ってしても、メジャーでは15年のサロンパス杯と日本女子プロ選手権、昨年日本女子オープンでの3度の2位が最高。まだつかめない、まさに悲願になっている。 「体調は(前々週の急性胃腸炎欠場から)いいペースで戻せてるんじゃないかと思います。調子もまずまず。今年は優勝をバチバチ意識して、初日を迎えるまで考えられる準備を万端にしたい」と桃子。9ホールの練習ラウンドの後「100ヤード以内の距離感のすり合わせ、グリーン周りの感覚的なもの、いい感じで立てているパッティングの感触を体にしみこませたかった」と予定より1時間以上の時間をかけ入念な調整を行った。 例年、最終日が母の日となる今大会。今年こそ最愛の母・八重子さんにどでかいカーネーションを贈りたい。
中日スポーツ