レアル戦に臨むジローナ、指揮官ミチェル「エンバペを分析したが…やはり世界最高の選手の一人だ。あの加速力は止められない」|ラ・リーガ
7日のラ・リーガ第16節、ジローナは本拠地モンティリビにレアル・マドリードを迎える。前日会見に出席したミチェル監督は、ここ7試合で4敗と不調が騒がれているレアル・マドリードについて、「世界最高の一チーム」であることを強調した。 「結局のところ、レアル・マドリードは凄まじいチームだよ。現チャンピンズリーグ王者であり、ラ・リーガ王者なのだから。私は最高バージョンの彼らと対戦すると思っている」 「彼らの負傷者について? ヴィニシウスは来ないが、それでも前線の選手層は充実している。私にしてみればエンバペはトッププレーヤーであり、彼のほかにもベリンガム、ロドリゴ、アルダ・ギュレルだっている……。彼らのどんな選手名を口にしても、漏れなくトッププレーヤーなんだよ。だからこそ、この試合はとても難しい。私たちが対戦するのは世界最高のチームの一つであり、攻撃でも守備でも最高のパフォーマンスを見せる必要がある」 「マドリードは確かに前試合で敗戦した。しかしそのプレーを分析してみれば、良い部分を多く見つけられ、欠点は少ししかないよ」 ミチェル監督は、MFトニ・クロースらを失ったレアル・マドリードが、今なお強力な陣容を擁していることを説く。 「彼らは勝って、勝って、勝ち続けるための選手たちを揃えている。ドリブルでラインを破れる選手たちが多く、たとえクロースのパスがなくたって、モドリッチの能力も引けを取らない。私たちは一枚岩でプレーし、彼らが手にするスペースをできるだけ狭める必要がある」 「マドリードとの試合では、本命はいつだって彼らとなる。あのチームとの対戦はいつだって大きな挑戦だよ。それでも自分たちの武器を用いて戦いたいし、楽しめたらと思っている」 レアル・マドリードは新加入のFWキリアン・エンバペの低調ぶりが話題となっているが、ミチェル監督は「世界最高の一選手」としてのプレーを見せ続けていることを主張した。 「あらゆる監督、あらゆるチームがああいったレベルの選手を止めようと試みている。私たちにもプランがあるよ」 「彼は世界最高の一選手だ。誰もそのことを疑ってはいけない。この前はPKで失敗して凄まじい反響があったが、それは世界レベルで注目を集める選手だからにほかならない」 「エンバペの能力を分析したよ。彼はボールを持っているときにも持っていないときにも凄まじい加速力を見せる。止めるのはとても難しい。彼を止める唯一の方法はボールを持つことであり、もし奪われたら即座にプレッシングを仕掛けなければならない。スペースがあるときの彼は、ボールを持っていてもいなくても、簡単に相手を抜き去ってしまうんだ」 「彼を止める方法がほかにあるとすれば、それはDFラインを少し下げることだろう。どうするかを決断しなくてはならないが、いずれにしても私たちは私たちに忠実であるべきだ。私にとってエンバペは世界最高の一選手だが、それは別に目新しいことでもないだろう。大切なのはジローナが良いプレーを見せることにほかならない」