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キアヌになれるVRガンシュー『Pistol Whip』を寝ながらプレイすると逆に筋肉ヤバイ【珍妙ゲームプレイ道】

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Game Spark

そのゲーム、ちょっと違う遊び方してみません? エンディングのスタッフロールは見たし、やりこみ要素も満喫したし、実績もコンプリートした。それでも物足りなさを感じているハングリーなゲーマーに、新たな遊びを提供する企画がこの「珍妙ゲームプレイ道」。 関連画像を見る ■前回の記事 『デススト』でサービスエリアを作ろうとすると、なぜか各要素が解放されていく【珍妙ゲームプレイ道】 今回は、Cloudhead Gamesが手掛ける『Pistol Whip』です。 本作は、ステージとともに迫ってくる大勢の敵をピストルで撃ちまくるVR専用のガンシューティングゲームです。 本作では、誰でも簡単にキアヌ・リーブスになれます。銃にはエイムアシスト機能が搭載されているため、「ジョン・ウィック」のように敵を正確に撃てますし、敵から放たれる銃弾はスローモーションになるので「マトリックス」のように華麗に避けられます。 このように補助輪的なシステムはあるのですが、ゲームの難易度はそこまでチョロくありません。ステージをクリアするには激しい動きが要求されます。なにせ複数の敵を相手にするわけですから。 このステージくらいクリアすると、大体汗がじわりとでてくる。 ちなみに、どのくらい激しい動きかというと、1ステージをクリアするだけで汗をかきますし、始めたての頃は腰の筋肉痛に悩まされました。 これまで筆者は、フィットネス代わりに本作をプレイしてきました。無料アップデートによってステージが続々追加されるので、それを楽しみにしながら日課のように続けていたのです。ただ、そんな日課をこなしていると、「いや、今日はだるいからいいや……」と思う日もあるわけです。 そんな折、筆者は邪な思いに駆られました。 もう寝ながらプレイすればいいんじゃね? ……というわけで、今回は『Pistol Whip』を寝ながらプレイするというのがテーマです。 記事タイトルにも書かれている通り、ぶっちゃけ楽なんて一切できませんでした。ここから綴られるのは、「横たわる」という最も楽な体勢でもがき苦しむ筆者の姿です。 プレイ環境はお布団の上! プレイ前の余裕な表情 まずは今回のプレイ環境を紹介します。Oculus Questと敷布団です。 Oculus Questは、2019年に発売されたスタンドアローンタイプのVRデバイスです。高性能なゲーミングPCは必要なく、VRデバイス単体で『Beat Saber』をはじめとしたVRゲームをプレイできるのが特徴。北米では人気商品となっており、今年になっても品薄な状態が続いていました。 一方、敷布団ですが、知らない人に説明すると……って説明しなくていいか! 寝ながらプレイするには必須のアイテムです。床の上でプレイするのは、身体の節々が痛くなるのでおすすめしません。 また、寝ながらと言っても仰向けスタイルとうつ伏せスタイルがあり、仰向けスタイルなら枕やクッションで頭の高さを調整する必要があることも付け加えてきます。 仰向けは腹筋がやばい! まずは仰向けでプレイ! 前述の通り、本作はあくまでガンシューティングなので移動は行いません。敵も障害物も『Beat Saber』のように自動的にやってきます。 求められる動作は銃を撃つこと、目の前にやってくる障害物や敵の攻撃を避けることです。銃を下に向けるだけで弾薬のリロードができます。 仰向けでプレイした感想を一言で表すと「台車の上」。 誰かが押してくれる台車の上で銃を撃つ感覚です。また、障害物を避けたり、左右の敵を撃ったり、銃弾を避けたりする動作は、自分の身体を左右に転がす必要があります。まるで「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンのような泥臭いアクションが体験できました。 仰向けでプレイしているうちに「自分は脚を負傷しながらも、台車の上で銃撃戦を繰り広げるアクションヒーローなのだ」と勝手に設定を作り、ロールプレイをしていました。というか、横たわりながら銃を撃つってかっこいい~!(なお、布団の上の筆者は……) 特筆したいのがもうひとつ。低い姿勢でのプレイは、遮蔽物のせいで敵から攻撃されにくくなっています。これがゲームを簡単にしているかというとそうでもなく、むしろプレイヤーを混乱させる要因になっています。 筆者は、立ち姿勢の時に覚えた敵の出現パターンが分からなくなり、パニックを起こし「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファの如く銃を撃ちまくってしまいました。余談ですが、オプションで二丁拳銃にできるので、チョウ・ユンファプレイも可能です。 ゲームオーバー後、しばらく動けませんでした しかし、楽しいひと時もつかの間……アァ!! そう、筆者の腹筋が悲鳴を上げたのです。気がつけば体は汗まみれ、布団のシーツもびしょびしょ、ついでに息切れも起こします。 寝ながら銃撃戦をするって、筋力と体力が必要なんだ! まぁ筆者の体力がないのが原因なのですが、それにしてもきつかったです。上半身全体を動かしますし、腹筋と背筋に負荷がかかっていました。逆に考えればお腹周りを絞りたいトリガーハッピーなゲーマーにとっては、これほど良いフィットネスはないのかもしれません。 ……というか布団の上でVRデバイスを付けて激しく動く姿は、おぞましいほど恥ずかしいものだと思います。家族の目を避けて行うのが良いでしょう。 仰向けプレイの不便なところがいくつかありました。 立ち体勢だと気にならなかった足元の円形のエフェクト(上記画像を参照)が、仰向けの体勢だと邪魔になります。特にプレイヤーより低い位置から狙ってくる敵を視認しづらいのです。加えて、コントローラーを下に向けにくくなったせいで、リロードの操作が難しくなりました。ただ、これはコントローラーを横に傾ければ解消できます。 元々横たわりながらプレイするように出来てはいないので、ここらへんはプレイヤーが適応していかなければなりません。 うつ伏せプレイは仰向けより動く!? 次はうつ伏せプレイです。うつ伏せプレイでは、仰向けプレイ時に障害になっていた足元のエフェクトが位置の調整次第で見えなくできます。 プレイ中に位置がズレて「中央に戻れ」という警告文が出ることがありますが、調整に慣れればほぼ出なくなります。 仰向けプレイほど腹筋に負荷がかかりません。その代わりに、コントローラーを持ちながら身体を支える二の腕の方に負荷がかかります。 また、仰向けプレイは体勢を変えるだけで敵を撃ったり障害物や弾を避けていたのですが、うつ伏せでは上半身全体を動かしてそれらを行う必要がありました。例えば、自分を挟むようにいる左右の敵は、仰向け体勢なら左右に体勢を変えるだけで済みますが(これだけでも結構動くけど)、うつ伏せ体勢だと左右に思いっきりローリングをして迅速に倒さないといけません。これが大変でもあり、面白いところでもあります。 個人的に、仰向けプレイよりうつ伏せプレイの方が面白く感じました。 自分の体をローリングさせながら銃を撃つのは、アクションヒーローになった気分を味わえますし、それと同時に「ジョン・マクレーンとかジョン・ウィックとかジョン・メイトリクスとか、この動きを軽々しくやってたんか!」と思い知ることが出来ました。 ただ、仰向けにしろうつ伏せにしろ、立ち状態とは違って自由自在に動けないため、敵の銃弾が避けづらいです。筆者の身体能力では、立ち姿勢と同じように敵の銃弾を避けるのは無理に等しいと感じました。 これはもう「敵の銃弾が当たりやすい仕様になっている」と割り切って、ライフの回復方法を積極的に使うことにしました。敵を一発で倒せるだけではなく、ライフも回復し、さらに銃弾も自動で補充される近接攻撃「ピストルウィップ」を何度も繰り出すのです。とはいえ、2回ダメージを食らうとゲームオーバーになるので、やはり細心の注意が必要。それにピストルウィップは相手が近くにいないと使えないので、敵の出現位置などを把握しなければなりません。 いずれにしてもトライ&エラーを重ねるしかありません! 仰向けプレイでクリアした動画 「楽してフィットネスをしたい」という矛盾を孕んだ欲望から生まれたアイデアだったのですが、これがやってみるといつもと違う感覚が味わえて面白かったです。 下着と布団は汗でびしょびしょですし、そこまでおすすめできるプレイスタイルではありません。ただ、ピンチ時のアクションヒーローのような気分になれるので、一度新鮮な気持ちで本作をプレイしたい人は試してみるのもありではないでしょうか。もちろん公式では推奨していないと思いますが。 今回挑戦したのは一部のステージだけですし、難易度もNORMALです。この横たわりプレイをマスターするにはまだまだ時間がかかりそうです。マスターしたらお腹周りの筋肉がすっきりするのかは分かりませんが、少なくとも立ち姿勢とは違う筋肉を動かすので、これからも気分転換にこのプレイスタイルを取り入れようと思います。

Game*Spark 真ゲマ

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