“103万円の壁”言及 所信表明演説 野党側「言葉軽すぎる」批判も…
103万円の壁にガソリン減税。異例となる総理の所信表明演説に野党側からは評価の声が上がる一方、「言葉が軽すぎる」と批判も出ています。 【画像】異例の所信表明演説 野党の反応は?
■野党側「言葉が軽すぎる」批判も…
石破茂総理大臣 「いわゆる『103万円の壁』については令和7年度税制改正の中で議論し引き上げます。いわゆる暫定税率の廃止を含む『ガソリン減税』については自動車関係諸税全体の見直しに向けて検討し、結論を得ます」 所信表明演説で年収103万円の壁について引き上げると表明した石破総理。他に何をしようとしているのか、目線を国民生活の身近なテーマに絞って聞いてみました。 石破総理大臣 「この夏、店頭から米が一時消えたことは記憶に新しいところです。安定的な輸入と備蓄を確保することなどを通じて、食料安全保障を確保致します」 「先般の政労使の意見交換において、来年の春季労使交渉においても大幅な賃上げを行うことへの協力を私から要請を致しました」 「最近、いわゆる『闇バイト』による強盗・詐欺の報道を見ない日はありません。『闇バイト』を募集する情報のインターネット上からの削除にも一層努めてまいります。青パトによる活動などを、町ぐるみの防犯対策をさらに促進してまいります」 およそ32分30秒の演説では、地方創生を含む日本の活力を取り戻すことや、外交・安全保障について前半で時間をかけて説明する一方、今国会の焦点・経済対策については後半に5分程度、政治改革については少し触れた程度でした。
■所信表明演説、野党の評価は?
立憲民主党 野田代表 「(Q.政治改革の本気度をどう受け止めた?)ずいぶん後ろの方に、しかも比較的簡素な形で出てきましたので、意欲覚悟を残念ながら感じることができなかった」 野田代表は、先月行われた石破総理の演説を「スカスカの所信表明」と酷評していますが…。 野田代表 「スカスカ2.0って感じですかね。使う言葉が軽すぎて貫くものがないんです」 国民民主党 玉木代表 「いわゆる103万円の壁については、引き上げますと明言されたことは評価をしたいと思います。ただ、どこまで引き上げるかはこれからということで、第一歩に過ぎないと思っております」
テレビ朝日