「闇芝居」スタッフによる「KJファイル」7月からテレビ東京で放送 清川元夢、小林清志ら出演
都市伝説ホラーアニメ「闇芝居」のスタッフ陣を中心に制作されるオリジナルテレビアニメ「KJファイル」が、7月からテレビ東京でスタートする。 同作は、「闇芝居」シリーズで培ってきた紙芝居アニメーションの手法を用いて、新たな切り口で挑む新作オリジナルテレビアニメ。怪獣をこよなく愛するクリエイターたちがオリジナル怪獣を創造し、昭和レトロなタッチで描いたイラストや怪獣ごとに作られたテーマソングとともに紹介する。20世紀初頭から怪獣たちが出現し始めた世界を舞台に、怪獣の持つ強大な力の前に駆逐ではなく、監視・分析することに特化した国連怪獣監視団(通称:クーロンズ)の不屈のリーダー・海堂勇一郎事務局長をはじめ、怪獣生態学の権威・小林丸兆治、怪獣機能分析学の才媛クレア・コールマンら怪獣のエキスパートたちが、怪獣と人類がともに生きる世界を模索していく。 キャストも発表されており、清川元夢をはじめ、二又一成、今井耕二、大下昌之、福森加織、小林清志、さらにはスクウェア・エニックスがプロデュースするアイドルグループ「GEMS COMPANY」の奈日抽ねねらバラエティに富んだメンバーが出演する。 怪獣生命学の重鎮ギレルモ・マルケス博士を演じる小林は、「“怪獣”というんですが、“怪獣”といえども、なかなかね、可愛いところがありますよ。それと厳しいところもあるし。きっと皆さんに分かっていただける可愛らしい“怪獣”だと思いますよ」とコメントを寄せている。 スタッフには、「闇芝居」シリーズを数多く手がけてきた佐々木充郭が脚本を担当。作画は怪獣デザイナーの西川伸司、岡本英郎、海老原優に加え、イラストレーターの古谷充子、jimmy、和田朋子、テレビ東京の山川典夫が手掛け、特撮人形劇監督の飯塚貴士も脚本および作画に参加する。演出は「闇芝居」シリーズでもおなじみの船田晃、制作はILCA、yellが行う。 個性豊かな怪獣それぞれのために作られるテーマソングは、アイドルグループ「でんぱ組.inc/ARCANA PROJECT」の空野青空をはじめ、星咲花那、樫原伸彦、岡本幸太らが歌唱する。 さらに、エンディング主題歌をロックバンド「かずき山盛り」が手がけることも決まった。楽曲のタイトルは「怪獣ファイヤ」で、自身も怪獣好きだというかずき山盛りによる書き下ろし楽曲となっている。 なお、小林清志、空野青空、怪獣デザイナーの西川伸司のコメント全文は以下に掲載。 【小林清志(ギレルモ・マルケス役)】 小林清志でございます。 “怪獣”というんですが、“怪獣”といえども、なかなかね、可愛いところがありますよ。 それと厳しいところもあるし。 きっと皆さんに分かっていただける可愛らしい“怪獣”だと思いますよ。 これからもよろしくお願い申し上げます。 小林清志 【空野青空(テーマソング歌唱)】 テレビアニメ「KJファイル」個性豊かな怪獣たちのテーマソングを歌わせていただくことになりました! でんぱ組.inc、ARCANA PROJECTのあおにゃんこと空野青空です。 「KJファイル」に出会うまで怪獣とふれあう機会がなかったわたくしですが、歌っていくうちにあっという間に感情移入……! 今では怪獣たちが我が子のように思えてなりません。 恐ろしい怪獣、可愛い怪獣、多種多様な怪獣たちがいます。 人間のみなさんに、怪獣について知っていただける素晴らしきアニメになること間違いなしです。 あなたも気がつけば怪獣博士……!? 【西川伸司(作画担当)】 「怪獣」は今や世界に共有される概念となりました。 そのデザインにもまだまだ可能性があると思いますが、特撮にせよCGにせよ映像化にはコストがかかるキャラクターでもあり機会はそう多くありません。 今回、紙芝居アニメというシンプルな表現ながら、デザイン的には本格的な新怪獣が数多く生まれました。 怪獣の面白さを、ちょっとユルい感じで幅広く楽しんでもらえると嬉しいですね。