豊洲市場の盛り土問題で再設置の専門家会議が会見(全文1)安全性を再検証
会議のメンバー、検討事項等について
会議のメンバーでございますが、私と駒井先生。現在は東北大学大学院の教授をされてございます。それから内山先生、今は京都大学の名誉教授ということでございます。オブザーバーとして皆さまから見て左隣にいらっしゃいます、小島先生をオブザーバーとして出席をいただくということで、小島先生はそこにございますように、市場問題プロジェクトチームの座長であるということで、会議に出ていただいたほうが私からPTへの説明も容易になるだろうということで、非常に結構かなと、こういうふうに思っているところでございます。 それから事務局ですけれども、基本的にはいろんな作業をするのは中央卸売市場になりますけれども、この前の専門家会議と同じように専門家会議の中に事務局を設けるということで、そこに書いてございますけれども、国際航業株式会社フェローの中島誠さんにお願いをしたいと思ってございます。 中島さんの立場ですけれども、専門家会議の事務局であるとともに、私は会議にも参加をして議論も一緒にさせていただきたいということ。このことは知事にも申し上げまして了解をいただいているところでございます。いわゆる単なる事務局ではなくて準構成員として参加をいただくということで、これにつきましては専門家会議の席上であらためてご了解をいただく事項だと思いますけれども、私はそういうふうに理解をしてございます。 そこに主な検討事項といたしまして、(1)として地下ピットがある状態、現状の確認と評価ということと、(2)としてリスク管理上必要な対応策の検討ということがございます。基本的にはなぜ4.5メートルの盛土がなされなかったのかと。こういうことはPTで今、検討はされてはございますけれども、あらためて専門家会議でも説明をいただかないと、話が前に進まないということになります。ただし専門家会議は事実関係を確認するだけであって、責任追及の場ではないということはご理解いただきたいと思ってございます。 それから今、いろんな情報が出てこられますけども、現状を見て再評価をするということに尽きると思うんですね。そういう意味でその会議のほうで情報収集をして、情報の時限的な収集と広報ですね、発表をしていきたいというふうに思ってございます。そういう意味でメディアの方々のお気持ちは十分、分かるんですけれども、個々の先生方への取材っていうのはご遠慮いただければ、とても助かるなというふうに思ってございます。 本日も今日こことで共同的といいますか、小島先生と一緒に会見をするということは知事の了解も得てございますし、これまで私と直接話をされた方もいらっしゃいますし、テレビの画像も撮られた方もいらっしゃるとは思うんですけども、メディアに対して公平でない部分が多々出てくるんですね。そういう意味で地方メディア、新聞、テレビ、インターネット等々の方々に対して一元的に情報管理するということと、公平な情報を提供すると。そういう意味ではすべて情報は、専門家会議を通して公表していきたいと思ってございますので、今後は私も含めましてメンバーへの取材は専門家会議席上でお願いを申し上げたいというふうにここでお願いをする次第でございます。 個々に取材をされましても、専門家会議でお願いいたしますというふうにしか申し上げられないとご理解いただければとても助かります。よろしくお願いしたいと思います。それと十分に対応ができなかったことがございます。私1人ですし、今日ご覧になりましても非常にたくさんの方がいらっしゃいますので、とても全員対応をすることはできなかったということについては、残念な結果になっているわけでございますけれども、この席を借りましておわびを申し上げたいと思ってございます。 そのような状態でもって、現場を見て、現地もいろいろ観測をしなきゃいけないんですけども、今日もデータは少し出ているとは思いますが専門家会議は知事から依頼を受けまして、そのあとすぐに市場のほうに指示をいたしました。それは今日のデータとはまた別に現在、地下のピットにたまっている水とか周辺の地下水とか、そういうものをもう一度あらためて有害物質だけではなくて、一般的な水質項目も含めて調査をするように指示をしてございます。これにつきましてもデータの出次第、発表をさせていただきたいと思ってございます。 そういう意味では情報につきましては、この前の専門家会議でもまったく同じなんですけども、会議のほうで一元的に管理をさせていただいて、その会議の席上で皆さまに発表すると。で、そこで審議をすると。もちろんオープンな場でございますので、参加者からのご意見もいただくし、専門家会議と参加者との間での一問一答もございます。またあらためて同じ内容になるかもしれませんけども、メディアの方へのブリーフィングも別途、行うという形の会議にさせていただきたいと思ってございます。 特に今回は新聞なんかでも私、話したんですけども、築地市場の方々がとても大事でございますので、彼らとのコミュニケーションができるような、そういう雰囲気づくりが一番大事かなと思ってございますので、会議の席上で築地市場の方々のご意見も伺っていきたいというふうに思ってございますので、そういうふうな運営の仕方ってことをご理解いただきまして、よろしくお願い申し上げたいと思います。私からの説明は以上でございます。 それと今日、1枚、データ、出てございますので。これは昨日、共産党の方から発表されたデータとはまた別に市場が独自に発表した、観測したデータでございます。これを含めまして質問等々ございましたら受けたいと思いますけれども、一度、事務局のほうにお返しいたします。 司会:ありがとうございました。それではただ今、ご説明させていただきました件に関しまして質疑応答に移らさせていただきます。大変恐縮ではございますが、ご質問をいただく際には、社名とお名前を先に述べた上でご発言をお願い申し上げます。それでは先生よろしくお願いします、皆さんよろしくお願いします。 平田:はい。ではこれから質疑応答に入るんですけども、1時間ばかしということでお願いできればと思ってございます。挙手をして、たぶん私が指名したほうがいいのかなというふうに思っておりますので、そういうふうにさせていただいてよろしいでしょうか。 司会:PTの資料も配ったんでしたっけ。まだ、じゃあそれあとで。 平田:じゃあPTのほうまた後ほど。そういう形でよろしいでしょうか。 司会:どうぞ、お願いします。 平田:じゃあ私のほうから、挙手をして所属とお名前を言っていただいて、私がお答えをすると。答えられる範囲でお答えさせていただくということになると思います。はい、どうぞ。前の方。