セレブと共演! ヘンリー王子、アメリカ兵士のためのチャリティ番組に登場
ヘンリー王子が出演したのは今週放送された「Stand Up for Heroes」。アメリカの兵士や退役軍人、負傷兵たちを支援するための募金を集めるチャリティ番組で今年14回めになる。ヘンリー王子は10年間、英国軍隊に所属しアフガニスタンでは実戦に参加した経歴を持つ。番組では「その経験が今の私を作った」と振り返っている。
「一度チームに所属したら、我々は常にそのチームの一員だ。一度兵役を務めると我々は常に軍に奉仕する。そしてそれは誇りを伴っている」「軍隊での経験が犠牲と奉仕に対する私の見方を変えてくれた。私は義務を果たす人生に生まれついたが、軍にいた10年は奉仕の人生に身を捧げることができた」。
この番組は2007年にTVジャーナリストのボブ・ウッドラフが立ち上げたもの。彼自身イラクで負傷している。毎年セレブたちとタッグを組んで資金を集めているが、今年もブルース・スプリングスティーンやシェリル・クロウ、ティファニー・ハディッシュらが出演した。負傷兵のためのスペシャルオリンピック「インヴィクタス」を開催しているヘンリー王子にとってもこの番組の趣旨は当然賛同できるものだったよう。番組の中でもインヴィクタスについて触れている。「私がこのイベントを立ち上げたのは負傷した兵士たちが持っている立ち直る力、コミュニティ、強さの大切さを改めて確認するプラットフォームを作りたいと思ったからだ。これらの要素は私たちがみんなが内に秘めているものだ」。
今月初め、ヘンリー王子はイギリスで行われた戦没者追悼式典でも花輪を供えたいと申し出たものの王室に却下されてしまった。その後、ロサンゼルスにある墓地を訪問しプライベートで戦没者たちを追悼していた。王室離脱に伴い、軍の称号をすべて放棄した王子。それでも軍隊というコミュニティが王子にとって大切なものなのを今回の番組出演が改めて示したと言えそう。