【漫画】睾丸をえぐり取られて…?歳の差婚をした男の悲劇の結末→古今東西の昔の風俗がエグすぎる【作者に聞いた】
古今東西の昔の風俗知識を投稿する「昔の芸術をつぶやくよ」さん(「ヤスダコーシキ」名義で著作あり)(@LfXAMDg4PE50i9e)のグロテスクで怖くて切ない話を、今回はみなみさん(@minami_152133)に、ギャルマンガ風に描いていただきました。怖さと美しさのアンバランスな共存に感情がぐちゃぐちゃに!? 【漫画】本編を読む 「ピエール・アベラールの悲恋と悲劇」というお話をご紹介。舞台はフランス。スコラ哲学の基礎を築いた男アベラールは当時、40代半ば。そんな彼が20歳そこそこのエロイーズに恋をしたところから物語は始まり…… ※一部ショッキングなシーンがあります。心臓の弱い方は閲覧をご遠慮ください。 ※本記事は発売中の「昔の芸術を<少女漫画風に>つぶやくよ」から一部抜粋・編集しました。 ■歳の差婚が逆鱗に触れたとはいえ、睾丸をえぐりとるなんて衝撃的! グロテスクな内容の「ピエール・アベラールの悲恋と悲劇」。本作品をギャル漫画をよく描く漫画家さんに描いてもらったというヤスダさんは、この話がギャル漫画風になった感想について「このお話実話なんです。それだけにあんまり生々しいと困るなぁと思っていたのですが、ライトな感じに仕上がっていて良かったと思いました。チン〇ン切られる話なんてちょっときついですもんね」と語った。 ピンポイントで睾丸をえぐり出すという襲い方が印象的な内容の本作。睾丸をえぐり出す手法は当時、よく行われていたことなのかを伺うと、ヤスダさんは「いや、これは特殊でしょうね。叔父はよほどアベラールが許せなかったのだと思います。娘同然の姪っ子が自分と歳の変わらないオッサンに妊娠させられたのだから、そりゃ怒ると思いますよ」と話す。 最後は同じ墓に入り、再び一緒にいられるようになった2人。『離れていても心は一緒』という強い絆を感じる話だったが、出会った当時すでに40代半だった神学者・アベラールと、20歳ほどとされているエロイーズ。当時、年の差恋愛はよくあることだったのだろうか。 ヤスダさんは「当時貴族階級の結婚はほぼ家同士の決め事でしたので、年の差婚はさして珍しい事では無かったようです。ただ自由恋愛でこの年の差は珍しかったんじゃないかな。アベラールはかなりのイケオジだったのかも」と自身の見解についても語ってくれた。 世界中のエグくて残酷な話をさまざまな漫画家さんと共に作り上げている、ヤスダさんの今後の作品に期待だ。 取材協力:昔の芸術をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)