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クロウサギ輪禍多発 看板設置で防止呼び掛け 奄美大島

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南海日日新聞

 鹿児島県奄美大島で国の特別天然記念物アマミノクロウサギの交通事故が今年に入って増えている。環境省奄美野生生物保護センターによると、交通事故が原因とみられるクロウサギの死骸の確認件数(5月末現在)は17件と、前年同期(8件)の倍以上に上る。同省と瀬戸内町は18日、特に事故が起きやすい同町の林道など2路線に看板計5基を設置し、ドライバーに注意を呼び掛けている。  2020年の交通事故によるクロウサギの死骸の確認件数は▽1月2件(前年0件)▽2月3件(2件)▽3月4件(1件)▽4月6件(3件)▽5月2件(2件)-。死骸の確認件数は全体では42件で、死因の約4割を交通事故が占め、犬や猫による捕食が1件、不明が24件だった。

 看板は同町の林道嘉徳青久線に3基、町道網野子峠線に2基を設置した。うち4基は瀬戸内町教育委員会主催のこども世界自然遺産博士講座を受講した子どもたちがデザインを考え、町職員らが手作りした。  奄美大島では希少種を襲うマングースの駆除や、野生化した猫(ノネコ)の捕獲などの取り組みが進んだことで、クロウサギの分布域や個体数が回復していることが、交通事故増加の一因とみられる。  近年は山中の林道だけでなく、交通量の多い国道や県道でも事故が多発しているという。同センターの早瀬穂奈実国立公園管理官は「ドライバーの心掛け次第で野生生物の交通事故を減らせる。特に夜間は動物の出現に十分注意し、ゆとりのある運転を」と事故防止に協力を求めた。

奄美の南海日日新聞

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