住宅街に佇む人気店で出合えるのは、噛み応え抜群パティが主役のハンバーガー!
ハンバーガーをこよなく愛し、そのおいしさを探求し続ける、ハンバーガー探求家の松原好秀さん。そんな、ハンバーガー界唯一の存在である松原さんに、一食の主食として満足できる、じっくり食べられるハンバーガーを紹介してもらうこの企画。 今回は、千葉「ルイス クラシック」のハンバーガーの魅力をじっくり教えてもらいます!
【じっくり食べたいハンバーガー】「ルイス クラシック(LOUIS CLASSIC)」
今月は千葉県で奮闘するハンバーガーショップをご紹介します。場所は千葉県千葉市。「懸垂型モノレールとして営業距離世界最長を誇る」千葉モノレールが走る、小倉台という住宅街のお店です。
小倉台は、駅前にスーパーや商店街など特にない、一戸建て住宅が立ち並ぶ静かな住宅街です。 そこへ突如現れるのが「ルイス クラシック」。 街並みに見事に調和したハンバーガーショップです。
見てください、このさわやかな外観! 外壁を鎧張りにした一軒家の1階部分が同店です。店の周囲に駐車スペースが5台分。 緑の鮮やかな植え込みは、2階に住む大家さん自ら手入れされています。この店構えもあってか、客層の実に8割は女性。
店内・持ち帰りともに平日から客足が絶えない人気店ですが、店主・澤田さんにとってこれは予想外の展開で、本当はもっとのんびりやるつもりでいたそうです。
そんな澤田さんの経歴は少し変わっています。 大のバイク好きの澤田さん。将来自分でバイク屋をやろうと、大手バイク販売チェーンに就職しますが、最初の配属先だった東大阪で「ユーケー ワイルドキャッツカフェ」(通称UKカフェ)という老舗アメリカンダイナーと出合ったのが運命。
バイク屋を辞めてUKカフェで2年働き、地元・千葉に戻って、最初の店「ROYAL FLUSH DINER」を始めます。
場所は総武線・西千葉駅。千葉大学正門前の店で、客の8割は大学生でした。 UKカフェ譲りのド派手な店内で、学生相手にドカ飯をバンバン提供してなかなかの評判でしたが、「一人で回せる店がしたい」と店舗丸ごと完全に手放し、2019年5月に新たに始めたのがこのルイス クラシックです。