JAL、東北臨時便24日まで4路線 新幹線全線再開で
日本航空(JAL/JL、9201)は、東北各地への臨時便の運航や機材の大型化を2月22日以降も続ける。臨時便は24日まで、大型化は27日まで決定しており、今後は需要動向などを見て検討する。いずれも13日夜に起きた福島県沖を震源とする地震の影響で、東北新幹線の一部運休が続いているため。JR東日本(東日本旅客鉄道、9020)によると、東北新幹線の全線運転再開は24日の始発からとなる見込み。 臨時便は羽田-仙台間、花巻間、山形線、青森線の4路線で運航。羽田-仙台間は、22日と23日が朝昼夜の1日3往復ずつ、24日は朝夜の2往復運航する。機材はボーイング737-800型機(2クラス165席)を使用する。 羽田-花巻間は、22日から24日まで朝夕の1日2往復ずつ運航。羽田-山形線は、22日と24日が朝夜の1日2往復ずつ、23日は朝昼夜の3往復運航し、機材は両路線ともE190を使用する。羽田-青森線は737-800を使用し、23日に昼夜の2往復、24日は夜1往復運航する。 大型化は22日から27日までの期間中、羽田-青森線と三沢線、伊丹-仙台線、仙台-札幌(新千歳)線の4路線で実施し、路線により実施日と対象便が異なる。青森線と三沢線は、E190で運航している便を737-800に大型化し、伊丹-仙台線と仙台-札幌線は、E170(1クラス76席)運航便をE190に、E190運航便を737-800にそれぞれ大型化する。 JALは14日から臨時便を運航し、定期便の機材を大型化。臨時便は24日までに7路線210便を設定し、大型化は27日まで6路線66便で実施している。このうち羽田-仙台と花巻は、普段は定期便を運航していない路線となる。全日本空輸(ANA/NH)も27日まで、スカイマーク(SKY/BC)は28日まで臨時便の運航を続ける。
Tadayuki YOSHIKAWA