電子部品製造の山﨑ダイカスト、破産申請へ 負債額は30億円規模
帝国データバンク横浜支店によると、電子部品製造の山崎ダイカスト(横浜市港北区)のグループ2社が破産手続きを申し立てる見通しとなった。同社の負債額は2024年5月時点で約29億5千万円という。 子会社のロード電子工業(同)の負債額は23年同期時点で約1億9千万円。両社の全事業は2日付けで山梨県の同業他社が設立した新会社に譲渡され、移管完了時に秋田地裁に破産申請する見通し。 1963年創業の山崎ダイカストは秋田県に自社工場を置き、DVDやブルーレイディスクのレコーダーの部品製造を中心に展開。2008年5月期の売上高は52億1千万円を計上していた。テレビゲーム機やブルーレイディスク向けの需要が低迷し、2024年同期の売上高は7億円を下回った。
神奈川新聞社