ダートコースで汗を流したシンエンペラー（２９日、フランス・シャンティイのラモルレイ調教場）

　凱旋門賞に出走するシンエンペラー（牡３・矢作）は現地２９日朝、フランス・シャンティイのラモルレイ調教場ダートコースを１周半して汗を流した。 【写真】上昇ムードのシンエンペラー 　岡助手は「追い切り明け。馬は元気でフレッシュないい感じです。徐々に下ろしがけの歩様がスムーズになっています」と話した。同馬は９月１４日のアイリッシュチャンピオンＳで僅差の３着。同２７日の１週前追い切りではクリスチャン・デムーロ（レースは坂井瑠星）を背に軽快なパフォーマンスを見せていた。 　岡助手は「（夏の放牧地から）戻ってきたばかりのころは全然脚が出ないし、走る気もなかった。アイリッシュチャンピオンＳの後もあまり良くないと思ったが、そこからの２週間でこっちが思っている以上に良くなってくれました。今は走る気が出てきて、いい頃のヤンチャさが戻っています」と上昇ムードの手応えを感じている。 　なお、日本のレジェンド武豊はアルリファー（牡４・Ｊオブライエン）に騎乗して凱旋門賞１１度目の挑戦に出る。シンエンペラーの岡助手は「（武）豊さんと勝負ですね」と期待を寄せた。