スペイン・アス紙「久保が革命を起こす」ヘタフェ・デビュー戦での2得点演出を絶賛
◆スペイン1部▽第18節 エルチェ1―3ヘタフェ(11日・エルチェ) ヘタフェに期限付きで加入した日本代表MF久保建英(19)は、敵地でのエルチェ戦で後半19分からデビューを果たした。1―1の同24分に決勝点を演出すると、同41分にも自身のクロスから獲得したPKを味方が決めて追加点。ぶっつけ本番ながら2得点を生みだし、チームを4試合ぶりの勝利に導いた。 背番号5をつけた久保に出番が訪れたのは、1―1で迎えた後半19分。相手が退場者を出して数的優位に立った中、2列目の右サイドに入ると、さっそく見せ場を作った。同24分に右サイドでボールを受けると、ドリブルで中に仕掛けて左足で強烈なシュート。GKがはじいたところを、FWハイメマタが押し込み、勝ち越しに成功した。 同32分には味方のパスに抜け出すと、ペナルティーエリア内で相手DFに倒されたが、笛は鳴らず。惜しくも、PKにはならなかった。 さらに同39分、右サイドでボールを受けると、中に切り返して左足でクロス。このボールに合わせようとしたFWアンヘルがDFに倒され、PKを獲得した。このPKをアンヘルが決めて、試合を決定づける3点目となった。 ぶっつけ本番でのデビューだった。8日にヘタフェ加入が正式に決定。だがヘタフェがあるマドリード周辺は大雪に見舞われ、ピッチでの全体練習には1度も参加できないまま、この試合を迎えていた。それでもボルダラス監督(56)は久保を遠征メンバーに含め、いきなり起用。その期待に結果で応えてみせた。 スペインの大手スポーツ紙「as」の電子版は「久保がヘタフェに革命を起こす」と2ゴールを演出した19歳を絶賛。マルカ紙も、asと同じく2つ星(3つ星が最高)をつけて高く評価した。 次戦は20日にFW岡崎慎司が所属するウエスカとホームで対戦する。
報知新聞社