【MLB】ブルージェイズが3年連続ゴールドグラブ賞のヒメネスを獲得 ガーディアンズと2対2のトレード
ブルージェイズが今オフ最初の大型補強を実現させた。日本時間12月11日、米公式サイト「MLB.com」が関係者から得た情報によると、ブルージェイズはガーディアンズとのトレードで3年連続ゴールドグラブ賞の名二塁手アンドレス・ヒメネスの獲得に成功したようだ。ブルージェイズは若手内野手のスペンサー・ホーウィッツとマイナー外野手のニック・ミッチェルを放出。その対価としてガーディアンズからヒメネスと救援右腕のニック・サンドリンを手に入れた。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在26歳のヒメネスはガーディアンズ移籍2年目の2022年に打率.297、17本塁打、69打点、20盗塁、OPS.837とブレイク。今季は152試合に出場して打率.252、9本塁打、63打点、30盗塁、OPS.638にとどまったが、3年連続のゴールドグラブ賞に輝いた。ガーディアンズとは7年1億650万ドル+球団オプション1年の長期契約を結んでいるが、最初の2年が終わった段階でブルージェイズへ移籍することになった。 ヒメネスとともにブルージェイズへ移籍するサンドリンは27歳の救援右腕。2年連続で60試合以上に登板しており、今季は自己最多の68試合に登板して8勝0敗1セーブ、9ホールド、防御率3.75を記録した。FAまでの保有期間はあと3年となっている。 ガーディアンズへ移籍するホーウィッツは昨年メジャーデビューしたばかりの若手内野手。メジャー2年目の今季は97試合に出場し、打率.265、12本塁打、40打点、OPS.790と成長を見せた。今季は一塁と二塁を兼任しており、ヒメネスの後釜としてそのまま二塁に入ることも可能。ただし、噂されているジョシュ・ネイラーのトレードが成立すれば、一塁に回る可能性が高い。また、DHメインでの起用も考えられる。 ホーウィッツとともにガーディアンズへ移籍するミッチェルは今年のドラフト4巡目(全体136位)指名でプロ入りした21歳の外野手。今季はマイナーA級で22試合に出場し、打率.289、4本塁打、13打点、3盗塁、OPS.817を記録した。 ガーディアンズとしては、今年のドラフト全体1位指名で入団したトラビス・バザーナの存在もあり、ヒメネスの価値が高いうちにトレードを成立させ、二塁のポジションを空けると同時に、コスト削減を図るという狙いがあったのだろう。一方のブルージェイズは即戦力2人を獲得し、来季の再浮上に向けた戦力アップに成功した。