「家を決めたあと後悔した」人、約7割。部屋探しに失敗しないためのコツ
新生活に向けてお部屋探しをするうえで、やはり「失敗したくない」と思うひとがほとんどだと思いますが、現実はなかなかそう簡単にはいかないようです。 【画像】えっ、この値段で住めるの?麻布十番格安物件 今回は約7割の人が後悔した経験を持つ賃貸契約で、失敗しないために注意すべきことを株式会社AlbaLinkの調査ををもとにご紹介します。それでは早速見ていきましょう!
約7割の人が「賃貸契約で後悔したことがある」
賃貸契約経験のある全国の男女500人を対象にしたアンケートによると「賃貸契約で後悔したことがある」と回答した人は、500人中349人。全体の69.8%にのぼることがわかりました。約7割もの後悔したことがあるという結果には驚きですよね…。いったい何が原因だったのでしょうか。
賃貸契約で後悔した理由…1位は「騒音トラブル」
1位 「騒音トラブルがあった」 152人 2位 「設備がイマイチだった」 112人 3位 「住民や大家の質が悪かった」 100人 4位 「日当たりが悪かった」 95人 5位 「水回りに問題があった」 62人 「賃貸契約で後悔したことがある」と回答した349人に理由を聞いたところ、「騒音トラブルがあった」がもっとも多く、以下「設備がイマイチだった」「住民や大家の質が悪かった」「日当たりが悪かった」「水回りに問題があった」といった結果になりました。 また、この結果は男女間で比べても特に変わりなく、賃貸契約で共通する後悔ということがわかりました。ここからは、これらの理由には具体的にどんな問題があったのか考えていきましょう。 ■第1位「騒音トラブルがあった」 もっとも多かったのが、騒音トラブル。具体的には以下のようなケースが挙げられます。 隣や上下階の住民の生活音がうるさかった 家の目の前に電車が通っていた 入居してから近所で工事が始まった 目の前に電車が通っているケースは事前にわかりますが、隣や上下階の住民がどんな様子で生活しているかは内見だけでは中々判断できません。できる限り、昼と夜両方内見する方がよいでしょう。 また、建物の造りは鉄筋(RC)>鉄骨>木造の順番で防音性能が優れています。基本的には、騒音トラブルのリスクを抑えたい人は、鉄筋(RC)を契約するのがオススメです。ただし、木造でも最近のハウスメーカーが建ててるものは防音性能も高い場合もあるため、あくまで基本情報として覚えておきましょう。 そのほか、意外と見落としがちなのが、単身世帯とファミリー世帯など生活リズムが違う世帯が混在してしまう事による騒音問題です。この問題を避けるには、まずは住む予定の物件の居住者(他世帯)を確認するとよいでしょう。 家賃についても、下げ過ぎるとどうしても住民の質は低下しがちな傾向にあります。リスクを下げたければ、頑張って高い家賃の物件を契約してみましょう。 ■第2位「設備がイマイチだった」 次に多かったのが、部屋の設備に対する不満。 収納スペースが狭い エアコンのききが悪い など、実際に暮らしてみると「思ってたのと違う」「想像していたよりも使い勝手が悪かった」という感想をもつ人も多いようです。内見時、動かせる設備はすべて動かしてみましょう。 ■第3位「住民や大家の質が悪かった」 こちらは第1位の騒音トラブルとかぶる部分もありますが、長い期間暮らしていく上で、住民や大家、管理会社の質はとても大切です。 共用部の使い方が汚い ゴミ出しのルールが守られていない 住民同士の喧嘩やトラブルが絶えない などは、住民が悪いのはもちろん、大家の管理が行き届いていない証拠でもあります。さらに、大家や管理会社の質が低ければ、トラブル時の対応も期待できません。 大家には大きく分けて「地主系」と「投資系」の2つがあり、地主系の大家は頻繁に顔を合わせる確率も高い傾向にあります。日頃から挨拶程度でもコミュニケーションをとっておくことで、トラブル時に親身になってくれるケースもあるでしょう。 ■第4位「日当たりが悪かった」 日当たりが悪過ぎる 逆に日当たりが良過ぎて眩しい 夏は暑過ぎて、冬は寒過ぎる など、日当たりに関して後悔した方も多いようです。詳しくは後述しますが、内見時だけでなく朝、昼、夜など、さまざまな時間帯で下見をおこないながら、春夏秋冬を想像してみるのがベストと言えるでしょう。 ■第5位「水回りに問題があった」 水圧が弱過ぎた いつも排水口が下水臭い といった水回りの問題も票を集めました。水回りに関しては、内見時に入念にチェックしておいた方が良さそうです。一般的に水回りは臭い対策のためそのまま契約していることが多いものの、元栓を閉めているケースもあるため、そのときはどうしようもありません。