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平均時速210.28kmを叩き出したポルシェの長距離レースへの挑戦

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この記事は『試行錯誤でトラブル続きだった ?!│ポルシェの長距離レースへの挑戦』の続きです。 ポルシェの挑戦(写真9点) ツッフェンハウゼンを出発して数時間後、スイスとの国境付近に到達したボイアーレから連絡が入った。スイス警察が911Rのエンジン音があまりにもうるさいと難癖をつけてきて、入国を拒否されたというのだ。そこでボイアーレに残された選択肢は、リヨンからグルノーブル、トリノを経由してモンツァへ入る回り道だけだった。 一方、後発のペーター・ファルクとエンジン担当のパウル・ヘンスラー組は、ボイアーレからの連絡を受けた後モンツァへ発ったため、オーストリアとブレンナー峠を経由するルートで向かうことができた。先発の911Rがモンツァに到着したのは火曜日の朝だった。その時点で後発の911Rは分解作業を終えており、パーツ交換のための準備が整っていた。 火曜日の夜8時。辺りがすっかり暗くなった頃、土砂降りの雨の中でスピードトライアルが再スタートした。 しかし、走り出してから数時間後、911Rはキャブレターが凍結するアクシデントに見舞われる。BP社のスタッフが燃料を補給してその場はやり過ごすことができたものの、シャシーがどこまで持ちこたえられるか分からない。ペーター・ファルクはその日の午後、オーバルコースのバンクにある巨大な穴の手前に全長1mほどの白い矢印をマーキングしていた。 ドライバーたちがそれを上手くかわして車輛へのダメージを避けられるようにしたのだ。実際、その策はうまくいき、911Rは順調に進んでいった。次第に雨もおさまり、2日目となる水曜日の夜は何のトラブルもなく走行を続けた。記録がかかった長距離走行ではピットストップも時間との戦いとなる。短時間で燃料とオイルを補給し、サスペンションのチェックやワッシャーの清掃を行わなければならない。それでもすべてを無事に切り抜けられた訳ではなく、ダンパーの両ストラットの破損により、ピットストップを余儀なくされたのだ。それでもシュテックケーニヒとスタッフたちは短時間でそれらを修理し、規定に沿って代わりのダンパー・ストラットを取り付けた。

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