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新型コロナの第2波、遺伝子変異で強毒化し致死率上がる恐れ

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NEWS ポストセブン

 東京農工大学農学部附属国際家畜感染症防疫研究センター教授の水谷哲也さんが指摘する。

「ウイルスは人に感染し細胞を乗っ取ると、自らをコピーして増殖していきます。その際、コピーミスが生じ、毒性が強まることがあります。しかも、新型コロナの遺伝物質は『RNA』という物質で、一般に知られる『DNA』よりも変異が起こりやすい。ただ、コロナウイルスは修復能力を持っているので、RNAウイルスのなかでも変異は起こりにくい部類に入ります」

 それでも、新型コロナは中国・武漢で発見されてから6か月余りで5000種類以上に変異したと報告されている。ウイルスが恐ろしいのは、変異によって強毒化する可能性があることだ。

「新型コロナは、欧米諸国の死者数と比べ、アジア諸国の死者数が圧倒的に少ないことが大きな特徴です。世界の多くの研究者は、欧米で広がったウイルスが変異を繰り返し、強毒化した可能性を指摘しています」(前出・医療ジャーナリスト)

◆スペインかぜの第2波は「遥に猛烈」

 この夏にやって来る可能性のある第2波は、どんなものになるだろうか。参考になるのが新型コロナと同じRNAウイルスで、いまから100年前に流行したスペインかぜだ。

 1918~1920年にかけて世界規模で流行したスペインかぜでは、当時の世界人口の約3分の1にあたる5億人が感染し、2000万人から4500万人が死亡した。

 当時の内務省衛生局が記した報告書『流行性感冒』などによると、日本をスペインかぜの第1波が襲ったのは1918年8月で、翌年7月までに2116万人が感染して25万人が命を失った。

 より深刻な影響が出たのは、第1波収束の3か月後にやって来た第2波だった。

「第2波では241万人が感染して12万8000人が亡くなりました。感染者は第1波の10分の1でしたが、死亡率は1.2%から5.3%と4倍以上に跳ね上がりました」(前出・医療ジャーナリスト)

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