2020年秋冬ルック ── 心地よく纏う極上のマテリアル
ウール、カシミア、レザーといったファブリックの魅力を存分に楽しめる季節になった。王道のデザインと最高級の素材を使ったウェアは、この先10年、20年と大切に着続けることができ、サステイナブルであることも大切だ。そんな目線で選んだ、いま欲しい7ブランドの最新コレクションを紹介する。 【写真を見る】最新トレンドをチェック
HERMES 極上カシミアで味わうアウターウェアの最高峰 エルメスならではの贅沢な素材使いで体を包み込むコートは、至福の着心地を約束する。カシミアとレザーといったナチュラル・マテリアルのコートに、光沢のあるテクニカルファブリックのシャツやパンツを合わせ、知的で洗練されたムードを演出する。 LORO PIANA 至高の素材でつくる本物のラグジュアリー 最高級の素材を使うファッションブランド、ロロ・ピアーナの新作からプリンス・オブ・ウェールズチェックのコートとセットアップをピックアップ。どちらもオーセンティックなサルトリアルの雰囲気を保ちながら、セミコントラクテッドで撥水加工仕上げのレインシステムを採用。タイムレスなデザインと機能性を兼ねた、オン・オフで使える万能選手だ。 ETRO アイコンを巧みに取り入れるロマンティック・ボヘミアン エトロのアイコン、ペイズリーをメタリックファイバーデザインしたテーラードジャケットは、アーカイブにあるカーペットから着想を得た裏地も美しい。カーディガンの幾何学模様、フリンジポンチョなどクラシックにロマンティックをプラスしたスタイルに注目。 RALPH LAUREN PURPLE LABEL 素材と技術、創造性を凝縮した風格漂うエレガンスの最高峰 マスキュリンなチェスターフィールドからオンブレチェックのアメリカンカジュアルまで、タイムレスなデザインのウェアはどんな時代のスタイルにもマッチする。ラルフ・ローレン自身のワードローブから着想した今季のコレクションは、オリジナルのアーカイブガーメントを再現した特別なファブリックを使用している。 DOLCE&GABBANA 素材の良さが際立つオール・ブラックス イタリアの職人にフィーチャーした今季のドルチェ&ガッバーナ。職人の手仕事で織り込んだハイネックニット、ダメージ加工のVネックニット、ラムスキンのレザーシャツといった三者三様の素材使いで黒を引き立てる。 DIESEL BLACKGOLD 1枚でクールに着たい個性溢れるニットウェア ムラのある表情と袖のほつれが特徴のリブニットは、グランジテイストで迫力満点。ディーゼルブラック ゴールドが誇る加工テクニックによる大胆なペイントデニムはコーディネイトの主役になるアイテムだ。 毒っ気のあるスパイダーとハンドサインのデザインに、パッチディテールがインパクト抜群のジャカードニット。上質なウールミックスの肌ざわりも気持ちいい。 COACH 一緒に育てていきたいデニム&レザーウェア オーバーサイズなデニムコートは、精巧なウォッシュ加工によるインディゴの濃淡がラギッドなオーラを放つ。合わせた大判のスカーフは、ジャン=ミシェル・バスキアのアートワークが描かれたスペシャルなアイテムだ。ふんわりと柔らかい肌触りの ウー ル を使ったスカーフ(254×70cm)は、ポンチョのようなアウター代わりにも、ブランケットのようにも使える優れものだ。 Photos Shunya Arai@YARD / Hair Nori Takabayashi@YARD Fashion Editor Kentaro Takasugi@GQ
Fashion Editor Kentaro Takasugi@GQ