台湾、今年の平均気温24.97度 観測史上最高
(台北中央社)今年1月1日から12月29日までの台湾の平均気温は24.97度で、1901年から2000年までの平均よりも1.66度高く、観測史上最高を記録したことが分かった。中央気象署(気象庁)が31日、明らかにした。 これまで最高とされていたのは2020年の24.91度。同署気象予報センターの陳怡良主任は、北部・新竹、中部・台中、南部・台南、東部・台東など8カ所の気象台でそれぞれ設置以来最高の年間平均気温を記録したと語った。 今年の台湾全体の累積雨量は平年並みだったが、北海岸や台北の山地、中部・南部の一部で降雨が顕著だった一方、その他の地域では雨が少なかった。また春や梅雨の時期に少雨だったが、夏や秋は台風の影響で多雨だったとした。 各地の平均気温は、来年1~3月には平年並みに戻る可能性が高いとの見解を示した。 台風警報は今年4回発令され、三つの台風が台湾に上陸した。 (張雄風/編集:齊藤啓介)