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これを機に業界の仕組みも変えよう!ファッションデザイナーたちが新たなプランを提案

配信

ハーパーズ バザー・オンライン

ここ数年、ファッション業界の話題で中心的になってきたのが、「ファッションにまつわる環境問題にどう取り組むか」ということだ。ほとんどのデザイナーが何とかしなくてはならないと認めつつも、具体的にどのような変化を起こすのかについては、今までのところ、ほとんど合意には達してこなかった。しかし、今週、主要なファッションブランドが公開書簡でファッション業界を一変させる明確なプランを提案したことで、そこに一歩近づいたかもしれない。 【写真】ルイ・ヴィトンやアルマーニも!新型コロナとの戦いに力を入れるブランド ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries van Noten)やアーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)、ジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)、トリー・バーチ(Tory Burch)、クレイグ・グリーン(Craig Green)、プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)の2人などが、ファッションシーズンの構造を変えるというアイディアを公開書簡の形で提案した。

「秋冬シーズンを冬(8月/1月)に、春夏シーズンを夏(2月/7月)に戻す。シーズンを通してデリバリーの流れをよりバランスのとれたものにして、新鮮さを感じさせながら、同時に商品が欲しいと焦がれる時間を作る。最後に、秋冬ものは1月に、春夏ものは7月にと、ディスカウントはシーズンの終わりにするようにして、さらにフルプライスで販売できるようにする」 これに加え、「ファッションショーを見直し、変化させる」ことと並んで「デジタルショールームを活用」し、「移動距離を短くし」、「生地や在庫の無駄を削減する」ことも、提案では期待している。 この提案は、CEOやバイヤー、クリエイティブ・ディレクターなど業界の有名人たちの間で何度か議論が交わされた結果として実現したもの。彼らが共同でプランをまとめ、現行のシステムの欠点を劇的に変えることができるよう期待している。 「現在の環境は困難ではあるが、我々のビジネスを簡素化し、環境的にも社会的にもよりサステナブルにし、究極的には消費者のニーズにより近づけるような、抜本的かつ歓迎される変化を起こすチャンスでもあるということで合意しました」 提案を作ったチームは、この2020年秋冬シーズンから、こうした変化が制定されることを目標にしているが、ショーはすでに行われ、数ヶ月後には商品が届く。2021年春夏のショーはメンズが7月に、レディスは9月に行われる予定になっている。 書簡に書かれているように、グローバルなパンデミックにより多くのショーが中止あるいは延期やデジタル化された今は、いろいろな意味で業界に変化を起こすパーフェクトなタイミングだ。業界が一時停止し、考える余裕ができたのと同時に、変化を余儀なくされたことで現行のシステムが現代社会に本当にふさわしいものなのかどうかにハイライトを当てる役に立った。 「一緒に取り組むことで、このステップが我々の業界が消費者や地球、ファッションコミュニティに与える影響についてこれまで以上に責任を持ち、私たちが生きる世界の重要な一部分になったファッションの魔法と創造性を取り戻すことを願っています」

Translation: Mitsuko Kanno from Harper's BAZAAR UK

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