6部チョーリー、若手多数起用の2部ダービーに快勝…初のFA杯4回戦進出
Aカップ3回戦が9日に行われ、6部相当のチョーリーが2部のダービー・カウンティを2-0で下した。 圧倒的有利と見られたダービーだったが、試合直前にファーストチームで新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数発生。選手兼監督のウェイン・ルーニーらを欠き、メンバーはU-23チームの選手を中心に構成した。チョーリー戦ではスタメン11人のうち、9人がトップチームデビューを飾ることになった。 チョーリーは昨年10月の2次予選からFAカップに参戦し、本戦では1回戦でウィガン、2回戦でピーターバラ・ユナイテッドと、3部のチームを立て続けに破って3回戦に駒を進めた。そんな“ノンリーグ”のクラブにとってダービーは、1899-1900シーズンのFAカップ1回戦で対戦したノッツ・カウンティと並んで、最もリーグ格差のある対戦相手となった。 試合前にはスタジアムに若干の積雪もあったようだが、グラウンドキーパーはピッチコンディションを維持するべく、ピッチ上にテントを張って一夜を過ごした模様。その甲斐もあって、試合は予定通り行われた。チョーリーは10分にコーナーキックの流れから幸先良く先制すると、試合を優勢に進めたまま84分に追加点を獲得。チョーリーは試合を通じて19本のシュート(枠内5本)を放ち、保持率でも55%と上回ったのに対し、若いダービーはシュート数2本(枠内1本)を記録するにとどまった。 2点のリードを守り切ったチョーリーにとって、FAカップ4回戦進出はクラブ史上初の偉業となる。クラブはTV放映権料や賞金などから、20万ポンド(約2800万円)以上の大金を手にする事になるようだ。
SOCCER KING