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コロナ対策踏まえ総合防災訓練 避難所開設や情報伝達・北上市【岩手】

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岩手日日新聞社

 2020年度北上市総合防災訓練は6日、江釣子地区交流センターで行われた。参加者は巨大地震の発生を想定し、新型コロナウイルス感染防止を考慮した避難所の開設・運営や情報伝達訓練などを実施。コロナ禍における災害時の行動を確認しながら、実践的能力と防災意識を高めた。  毎年各地区持ち回りで行われ、今年度は江釣子地区の自主防災組織役員や消防団員、同センター職員、市関係者約80人が参加した。  午前8時、同市で震度6弱の地震が発生し、電気、水道、ガスは使用不可、電話回線は混線してつながらない―との想定。訓練を知らせる緊急速報をメールで流したほか、新型コロナ対策を踏まえたマニュアルに基づき、同センター内に避難所を開設した。  入り口では避難者役の市民を検温し、体調チェックシートへの記入を促した。健康な人と発熱者、その他感染の疑いがある人の3パターンに分け、それぞれ違う避難部屋に誘導。発熱者については、簡易的に隔離措置が取れる屋内テントの中に入ってもらった。  発熱者役として一時的にテント内に避難した小原由規さん(72)=同市下江釣子=は「隔離できるテントがあるとは思わず驚いた。自分がウイルスに感染しているかもと感じている時には、周囲に対する配慮として少しは安心できると思う。災害時の避難は常に意識しているので、今後の行動に生かしたい」と話した。  訓練を見守った高橋敏彦市長は「コロナ禍にあって例年とは違った訓練になった。避難受け付け、動線分離、防災用具の取り扱いと、通常の2倍も3倍も手間がかかっているのではと感じた。いつ、どのような災害が襲ってくるか分からない。きょうを機会に、自分たちの身の回りの安心・安全をぜひもう一度点検してもらいたい」と呼び掛けた。  今年度は例年行っている放水消火、煙、はしご車やバギーへの乗車といった参加体験型訓練は、感染対策のため実施しなかった。

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