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夫婦2人世帯の老後準備って?夫婦と子供2人の4人世帯との違いとは

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ファイナンシャルフィールド

昨今、人生100年時代に関するさまざまなセミナーが開催されています。でも、ケースに取り上げるのは「働くお父さんと専業主婦、子供2人」という標準世帯がまだ多いようです。 家族のあり方の多様化に注目し、夫婦2人世帯の老後の備えについて、標準世帯との違いを確認していきます。

日本の世帯構造の変化について

日本の現在の世帯構造を見てみましょう。 国民生活基礎調査(※1)によると、1世帯あたりの平均人数は1953年で5.0人。それが2019年には2.39人と、半分以下になっています。「夫婦と子供2人の4人で構成される世帯のうち,有業者が世帯主1人だけの世帯」を標準世帯として、昭和40年代に総務省統計局が定義していますが、今や4人を大きく下回っていますね。 また、次の表を見ると、昭和の終わり頃は標準世帯に近い家族構成が40%を超え、夫婦2人の世帯は14%ほどに過ぎませんが、昨年、単独世帯が初めて最多となり、各世帯構成も拮抗してきました。なお、夫婦のみの世帯は約60%が64歳以下です。現役世代がまだ多くいます。

標準世帯と夫婦2人世帯の生涯収入の差

国税庁の調査(※2)によると、給与所得者の1人あたり平均給与は次のとおりです。

さて、標準世帯と夫婦2人世帯で生涯収入はどれほど差があるのでしょうか? 年金は含まず60歳までの給与収入だけで試算してみます。 仮に標準世帯で夫が60歳まで働き、同い年の妻が30歳で出産と同時に退職、第二子の中学入学と同時にパートを始め、60歳まで働き続けるとします。 【夫】560万円/年×37年(大卒23歳で正規就職、60歳で退職)=2億720万円 【妻】386万円/年×7年(大卒23歳で正規就職、30歳で退職)=2702万円-(1) 154万円/年×15年(45歳から60歳まで非正規就業)=2310万円-(2) (1)+(2)=5012万円   夫婦2人で合計 2億5732万円 次に、夫婦2人世帯です。2人とも正規で新卒就職し60歳まで勤続した場合です。 【夫】560万円/年×37年=2億720万円 【妻】386万円/年×37年=1億4282万円  合計 3億5002万円 差額は9000万円以上です。税金、社会保険料等の控除されていない金額なので、手取り額だとざっと6500万円程度の差と思われます。しかも妻が順調にキャリアを積んでいけば、試算に使った平均額以上の年収となることが十分考えられます。 また、標準世帯では、その定義どおり妻がパートにも出なければ夫婦2人世帯との収入ギャップはさらに拡大します。

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