伊東温泉でしか食べられない! 地元の漁師直伝「うずわ定食」って? 静岡県伊東のご当地グルメ3選
古くから漁業の盛んな伊東ならではの漁師めしに、予約必須のうなぎの名店。潮風に当てながら天日干しで仕上げる干物はお土産にも最高。 【画像】次に、青唐辛子醤油とうずわをよく混ぜて漬け状態にし、ごはんにのせて。伊東のご当地グルメの写真をもっと見る。
◆伊豆鮮魚商まるたか
地元の漁師直伝「うずわ定食」とは何ぞや? ここは伊東漁港市場の仲卸が営む、食堂兼居酒屋。壁にびっしり貼られた短冊メニューにワクワクが止まらないが、まずは名物「うずわ」を。 うずわとは、宗田鰹のことで、鮮度落ちが早いため、生食は漁師や地元関係者だけの楽しみだった。それを漁師直伝のレシピでメニュー化した「うずわ定食」は、薬味の青唐辛子が食欲をそそる逸品。食べ方の指南書をくれるので、熟読して臨むべし。 伊豆鮮魚商まるたか 所在地 静岡県伊東市湯川1-16-6 電話番号 0557-38-0105 営業時間 11:00~14:30 L.O. 17:00~22:00フード L.O. 定休日 無休
◆うなぎのまとい
食感、味、ボリュームすべてが好バランスのうな重 「東海館」の向かい、何とも食欲をそそる匂いの元がこちら。予約必須の人気店だ。うなぎは注文を受けてから蒸し、すっきりとキレのいいタレで焼き上げる。 店主の杉山 明さんは「特別なことは何もしていません」と言うけれど、焦がしすぎることなくパリッと焼き上げた皮、身の表面はサクサクで、中身はふっくら。うなぎ本来の清らかな旨みが感じられ、端々に熟練の技を感じるご馳走だ。 うなぎのまとい 所在地 静岡県伊東市東松原町13-6 電話番号 0557-37-1768 営業時間 11:30~売り切れまで、17:00~売り切れまで 定休日 月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休) ●湯冷ましつぶやき 「うなぎのまとい」では、「まぶし丼」3,400円もおすすめ。細切りのうなぎの蒲焼きをごはんにのせ、おろしたての山葵と、さらしねぎをまぶして食べる。
◆杉国商店
のんびり海を眺めながら干物で一杯 海岸線を走る国道135号は「干物街道」と呼ばれるほど、多くの干物専門店が点在。「杉国商店」では、季節の魚を店内でさばき、血合いなど雑味の元になるものを丁寧に除いてから、天然天日塩の塩水に浸け、じっくりと天日干しにしている。 旨みが凝縮しふっくらと仕上がった干物は、お土産にするのはもちろん、その場で焼きたてを食べられる。 杉国商店 所在地 静岡県伊東市湯川2-2-18 電話番号 0557-37-2236 営業時間 7:30~14:30 L.O. 定休日 不定休
点在する共同温泉や足湯・手湯を巡る楽しみも
暮らしのなかに温泉が息づく伊東。市内には昔ながらの共同温泉浴場が10カ所あるほか、手湯や足湯が点在し、地元の人々の社交の場にもなっている。 泉質は主に単純泉と弱食塩泉で、さらりとして肌あたりが優しい。保湿効果も高く、肌がツルスベになると評判。 江戸時代に将軍徳川家光に献上していたといわれる歴史ある温泉「和田の大湯(和田寿老人の湯)」をはじめとする“七福神の湯”を巡るのも楽しい。
Yuki Ito