メンズは無観客での開催が決定…ファッション界は2021年にコレクションを開催できるのか
新型コロナウイルスのパンデミックが全世界に混乱を引き起こし始めてから、間もなく丸1年を迎える。 だが、およそ1年にわたってコレクションを延期やデジタル化、はたまた全面的な中止に追い込んできたパンデミックはいまだ猛威を振るい続けており、ファッションショーをはじめ、事前に予定されていたさまざまなイベントを大混乱に陥れている。 パリで予定されていた2021-22秋冬パリ メンズ・ファッション・ウィークの開催日が間近に迫るなか、フランス・ オートクチュール・ファッション連盟はショーを行う方針を明らかにした。ただし、イベントには一定の制限が設けられるとのこと。 【写真】<2021年春夏トレンド>ランウェイで際立っていた注目トレンドBEST12
『WWD』誌によると、ショーを主催する同連盟のパスカル・モラン会長は参加予定の各ブランドに対し、今回はゲストを招かず、無観客で開催することを要請したという。 また、パスカル会長は同誌に対し、「パリ警視庁の規定により、ファッションショーもその他のイベントも、一般客の入場は認められない」と説明している。ただ、ショーの模様を撮影することは許可されていることから、昨年も多くのブランドが行ってきたソーシャルメディアでのライブ配信は、今回のショーでも可能になるとみられる。 2月から3月にかけて開催予定の2021-22秋冬ウィメンズ・ファッションショーについては、今のところ何も発表されていない。だが、メンズと同様の条件を設けた上での開催になる可能性が高いとみられている。
From Harper’s BAZAAR