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その違いとは?「瞑想」と「マインドフルネス」について専門家に話を聞いた

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ハーパーズ バザー・オンライン

新型コロナウイルスのパンデミックによる、グローバルな危機の渦中にあることから、この困難な状況下でも心を落ち着かせ、しっかりと地に足をつけ、きちんと自分をコントロールできるようにする必要がある。そのために多くの人が実践していることにスポットライトを当ててみるには、まさに最適なタイミングだ。とはいえ、どのように、なぜ、いつ、こうした対処メカニズムを使えばいいのか、深く掘り下げる前に、マインドフルネスとメディテーション(瞑想)を同じものだと混同しないように、まずは2つの違いについて明らかにしておくことが重要だ。 【写真】有名医師が教える、自宅での「コロナ疲れ」解消法 「2つは同じ意味で使われることが多く、さらに混乱させているのがマインドフルメディテーションです」と、説明するのは、臨床催眠術療法士でMindology Appの創業者クレア・アリスタイズ(Claire Aristides)。「マインドフルネスは、ある特定の方法で何かに注意を払い、今という時間に集中して、忙しない心や神経系を穏やかにすることを伴います。理論的には、料理や塗り絵、あるいは皿洗いなどもそうで、こうした日常的な作業の人気がいま復活しているのはそのためです」 そうした行為をする中で認知感覚が高まり、集中力につながると同時に、ホワイトノイズをシャットアウトする。私たちの脳内では1日平均6万件以上の考えが駆け巡り、特に指1本でできるEメールやSNS、そして今はZoomなどのテレビ電話もあるため、頭の中のスペースを空けるのが難しくなってくるのも驚きではない。そのため、マインドフルネスをネクストレベルに高めることで、より深いところに到達することに役立て、瞑想している人がいるのだ。「マインドフルネスメディテーションは、思考や音、呼吸の感覚や体のパーツに注意を傾け、ぼんやりし始めた時はいつでも自分の心を取り戻すことです」と、アリスタイズは続ける。 当然、他のタイプのメディテーションと重なる部分もあり、多くは呼吸やボディスキャン、ビジュアライゼーション、サウンドバス、あるいは、自分の思考を雲にたとえてモニターする、オープンモニタリングアウェアネスのテクニックといったものがある。しかし、もっと伝統的なメソッドでは“モンキーマインド”(集中できない精神状態)を鎮めたり、心の中のおしゃべりをやめたりはしない。こうした思考はより訓練が深いところまで届くのに役立つという考え方だ。 例えば、ヴェーダ瞑想。インド発祥だが、特定の信念体系と連携するものではなく、朝晩各1回、20分ずつ訓練する。このタイプの瞑想を始める前に、各人はマントラを覚える必要がある。シンプルで特に意味のない音で、目を閉じて静かに繰り返す。「集中力も努力もいりません。マントラがただ、自動的により静かで深いレベルに連れて行ってくれます。だから、ヴェーダ瞑想は神経系を休ませるもっとも効果的でパワフルな方法のひとつなのです」と、ヴェーダ瞑想の教師でLondon Meditation Centreの共同創業者ジリアン・ラヴェンダーは説明する。やっているうちにマントラを思考の中で失ってしまったとしても、心配はいらない。思考はストレスを自然に解放する方法で、肯定的に捉えられているから、脱線しても罪悪感を感じたりパニックを起こしたりする必要はない。ほとんどの場合、瞑想している人はマントラを再び思い出し、穏やかさを求める旅を続ける。

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