星稜高野球部・田中新監督が初陣 龍谷大平安に逆転負け「甘くない」
●小松で強化試合 星稜高野球部の田中辰治監督(44)が2日、小松市弁慶スタジアムで就任後初の実戦で指揮を執った。県高野連と小松市野球協会が主催する強化試合で、龍谷大平安(京都)を相手に4-5で逆転負け。黒星デビューに「高校野球は甘くない。厳しさを勉強させてもらった」と振り返った。 【写真】センバツ4強入りならず、肩を落として引き上げる星稜ナインと林監督 星稜は先発の武内涼太が6回無失点と好投したが、中継ぎが乱調だった。3-0の七回は失策や四死球で崩れて5失点。九回の反撃も1点止まりだった。佐々木優太主将は「勝ちきれなかったのは自分たちの実力のなさだと思う。甲子園で日本一になりたい」と力を込めた。 1日付で前監督の林和成氏(46)は野球部を離れて一教員となった。3月まで星稜中を率いて何度も全国優勝に導いた田中監督は「サインも試合当日に確認したばかりで、選手も戸惑ったと思う。選手たちは甲子園の経験があるので、逆に教えてもらい戦っていきたい」と話した。 ▽弁慶スタジアム 星稜 003000001―4 龍谷大平安A00000050X―5 龍谷大平安A000400007―11 遊学館 01003721X―14 ▽寺井野球場 寺井 303100300―10 龍谷大平安B000304010―8 金沢学院大附属4010540―14 龍谷大平安B 0000000―0(七回コールド)