京極氏遺跡掘り返される、滋賀 文化財保護法違反の疑い
滋賀県米原市教育委員会と米原署は9日、戦国大名の京極氏にまつわる庭園跡地が掘り返される被害があったと発表した。国の史跡に指定されている場所で、同署は文化財保護法違反の疑いで調べている。 米原市教委と署によると、現場は同市上平寺にある京極氏の館跡。庭園の池があった場所の近くなど少なくとも8カ所が掘られ、地面に埋まっているはずの庭石が露出しているのを、市教委の担当職員が8日に確認した。掘り返したとみられる土が、近くの別の場所に放置されていた。他にも、周囲の木が切られて投棄される被害があった。