宙に浮かぶような「コカ・コーラ」 渋谷スクランブル交差点に新たな発信拠点 透過型LEDビジョンで立体感ある映像放映
日本コカ・コーラは、渋谷スクランブル交差点の地上約40mのQFRONT屋上に新たなブランドコミュニケーションツールとして「渋谷コークビジョン」を設置した。 これは東急と共同開発したもので約 18 万個の LED を使用した透過型 LED ビジョンを採用。透過型 LED ビジョンを使った立体感のある映像と、背面に設置した照明を組み合わせることで「コカ・コーラ」を前面に押し出したコンテンツでは“宙に浮かぶようなコカ・コーラ”が映し出される。 10月26日の17時から5つのコンテンツの放映を開始する。 ハロウィーンに向けては、渋谷に集まらないように呼びかける渋谷区の取り組みに賛同して、27日から31日の期間、「ポーラーベアー」を起用した#ステイバーチャルの掲示も行っていく。
日本コカ・コーラでは「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと」を使命に掲げており、渋谷コークビジョンはその役割も担う。 26日、共同会見した日本コカ・コーラの和佐高志チーフマーケティングオフィサー(CMO)は「少しでもリフレッシュや前向きな気持ちを提供できればと思っている。(映像について)区長(長谷部健渋谷区長)から“クール”という有り難いお言葉をいただいたが、ほのぼのして心が少し温まる映像も含まれているのでぜひ楽しみにしてもらいたい」と語る。
長谷部健渋谷区長は、16年10月に20年先を見据えて策定した渋谷区基本構想の一部である文化・エンターテイメント分野に触れ「“渋谷区全てをエキシビジョンにする”とも文書には書いており、渋谷コークビジョンが関わっていただくことで新しい文化や渋谷らしいメッセージを発信していただけると伺っている」と期待をよせる。 これについて和佐CMOは「基本構想の実現に貢献したいと考えている。具体的には『コカ・コーラ』を題材にした作品を募集して選考された作品を渋谷コークビジョンで公開していく」との考えを明らかにする。 東急の市来利之専務執行役員は「これからの渋谷を彩る新たなビジョンとして日本中そして世界からも注目をされ、渋谷に元気と活力を与えてくれると期待している」と述べる。