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8月22日、23日の2歳戦勝ち馬をチェック…スピード、パワー兼備のスケール感があるメイケイエール

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スポーツ報知

 派手さはないが、北で南で逸材が名乗りを上げた週。8月22日・小倉5R(芝1200メートル)を勝った、ミッキーアイル産駒のメイケイエールの母系はユキチャンがいるダート系だが、父母のニックスで絶妙なスピード、パワー兼備のスケール感を生み出した。騎乗した福永騎手が自信を持って「重賞級」とコメント。マイルへの適応が課題だが、大きなストライドで無難にこなしてしまう可能性を秘める。  23日・札幌5R(芝2000メートル)のエフフォーリア、23日・小倉5R(芝1800メートル)のグラティトゥーと、エピファネイア産駒2騎も将来性の高さを感じさせる勝ちっぷり。グラティトゥーは能力指数IDM40と高い数値を記録。次走の走りが待ち遠しい。 【8月22日・小倉5R、2歳新馬、芝1200メートル、良馬場=17頭立て】 ◆メイケイエール(牝、栗東・武英智厩舎、父ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父ハービンジャー)462キロ、生産牧場=ノーザンファーム 【血統】祖母がクロフネ産駒で交流重賞3勝のユキチャン。NHKマイルC、マイルCS優勝を勝った快速の父と上手くミックスされ、スケール感あるスピード馬が誕生した。 【レースVTR】最内枠からスタートはそれほど良くなかったが、二の脚で好位に取りつくと、楽な手応えで4コーナーを回り、直線は圧巻のパフォーマンス。持ったまま後続を5馬身、一方的に突き放すワンサイド勝ちだった。勝ち時計1分9秒4。 【IDM】38 【コメント】福永祐一騎手「期待していた通り走りました。それでも、難しいところを思っていたよりも出しました。スピードの勝った気性なので、前に行きすぎないように進めました。重賞でも通用する潜在能力があります」 【将来性】★★★★ ※武英調教師が「今後は中1週で小倉2歳ステークスが視野に入る」とコメント。前がかりなタイプだが、大きなストライドで回転力に優れ、血統背景からもマイルもこなせる下地は十分にある。福永騎手が太鼓判を押すように確実に重賞級の器だろう。 【8月23日・新潟5R、2歳新馬、芝1800メートル、良馬場=18頭立て】 ◆ルドヴィクス(牡、美浦・久保田貴士厩舎、父モーリス、母ビーチブローフィズ、母の父シンボリクリスエス)500キロ、生産牧場=ノーザンファーム 【血統】オークス2着、エリザベス女王杯3着のベッラレイア(父ナリタトップロード)を出した母系。父は先週2勝を上積みし6勝。エンジンがかかってきた。 【レースVTR】五分のスタートから自然とハナに立つ形。リズムよく運んで1000メートル通過62秒5のスローペースに持ち込むと、余力十分で迎えた直線は最後まで脚いろが衰えず、3/4馬身差で逃げ切った。勝ち時計1分49秒2。 【IDM】36 【コメント】田辺裕信騎手「調教ではそれなりに動いていたが、大型馬でまだ緩いし、走りも大雑把。もう少し締まって身が入ってくれば、違う競馬もできると思う」 【将来性】★★★  ※スローに落としての逃げ作戦。直線で2着バジオウに迫られると余裕でもうひと伸びしたように、内容的には負けようがない完勝。血統背景、田辺騎手のコメントにあるように、成長力にあふれたタイプで今後の伸びしろはかなり大きい。 【8月23日・札幌5R、2歳新馬、芝2000メートル、良馬場=7頭立て】 ◆エフフォーリア(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エピファネイア、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライ)516キロ、生産牧場=ノーザンファーム 【血統】近親にG1・3勝アドマイヤムーン、女傑ヒシアマゾンなどG1馬がずらり居並ぶ華麗な母系出身。 【レースVTR】道中は先行馬を見ながら4番手の外めを追走。早めの仕掛けで、直線入り口で先頭。鞍上のアクションにしっかり反応し、追いすがる2番人気エスコバルを3/4馬身差で退けた。勝ち時計2分3秒3。 【IDM】39 【コメント】横山武史騎手「返し馬で改めていい馬だと確認できました。調教通りに走れば、絶対に勝ち負けになると思っていました。調教では長所しか見えなかったが、競馬にいって課題も見つかった。どれだけ成長してくれるか楽しみです」 【将来性】★★★★ ※鹿戸調教師「体に余裕があった割にはいい勝ち方」と評価。今後は放牧先の福島・ノーザンファーム天栄に移動し、成長を促しながら秋に備える。父エピファネイアは2冠牝馬デアリングタクトを出し、成長力はお墨付き。道悪も巧みにこなしそうだ。 【8月23日・小倉5R、2歳新馬、芝1800メートル、稍重馬場=16頭立て】 ◆グラティトゥー(牡、栗東・橋口慎介厩舎、父エピファネイア、母ペブルガーデン、母の父ディープインパクト)454キロ、生産牧場=タイヘイ牧場 【血統】祖母ワシントンシティの子供、ラトルスネーク(父タニノギムレット)は圧倒的な内容で新馬戦を勝ち、5勝を挙げた。奥のある血統。 【レースVTR】ゲートを五分に出て好位のインから運んだ。1000メートル通過62秒4の流れで力みを感じさせたが、1頭だけ手応え断然。そのまま内を突き、2着ロードラスターに5馬身差をつけて圧勝した。勝ち時計1分51秒0。 【IDM】40 【コメント】松山弘平騎手「逃げ馬の後ろでいい形で運べました。追ってからの反応も良く、強い勝ち方でした」 【将来性】★★★★ ※橋口調教師は「馬群も苦にせず、手応え良く運び、追ってからもスパッと切れた。調教も動いていましたが、実戦でさらに良さが出ました」と高評価。「距離はもっとあっても」というコメントも出たように、今後も中距離路線を進む予定。気性の難しさを出さずに、上手く開花すればの期待。器は大きい。 ※IDMとは…InDex Memoryの略称。JRDB社が開発した能力指数。馬場差やペース補正、それに出遅れ、レース中の不利、コースロス、馬場の悪い所を通ったなど記憶要素を元に算出。今年のダービー馬コントレイルのデビュー戦の指数は35、オークス馬デアリングタクトは39だった。

報知新聞社

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