27日開幕全国高校女子硬式野球選抜 クラーク仙台 初の日本一狙う!
全国高校女子硬式野球選抜大会(埼玉・加須きずなスタジアムほか)が27日に開幕する。宮城から出場するクラーク仙台は1番打者の甲地陽菜内野手(2年)が、チームを引っ張る。チーム1、2を争う飛距離と走力の持ち主は、東北中(青森)3年時から応援する巨人・岡本和真内野手(24)をまねた打法で、日本一に貢献する意欲だ。 今春初のベンチ入りを果たし、1桁の背番号をもらった。練習試合から1番を打つ甲地は「絶対に塁に出る気持ちで打席に立って、出塁したら足を生かしてチームに貢献したい」。50メートル6秒8の足で、積極的に得点に絡む意欲だ。 2年生で一桁の背番号は、甲地を含め4人。昨年11月に就任した元楽天の森山周監督(39)は2年生の打力を高く評価し、「攻撃から流れを作りたい」と構想を練る。 要となるのが、1番・甲地だ。冬期間には自身の打撃フォームと巨人・岡本のスイングを比べ、テイクバックバックの動きなどを岡本式へと変更。3月の遠征では、苦手だった変化球も安打にするなど、手応えは十分だ。「足があるだけでなく、本番に強いし、当たればチームでも上位の飛距離」と指揮官も切り込み隊長へ太鼓判を押す。 初戦は27日、強豪・履正社(大阪)と対決。創部4年目のクラーク仙台は、2度の全国準優勝を経験するも、まだ頂点へは届いていない。甲地が強力打線をけん引し、クラーク仙台を初の日本一へ導く。 (彩)
報知新聞社