「人手不足で言い訳できるものではない」島田市立総合医療センターで中学生が死亡した事故 遺族側が看護師らを刑事告訴=静岡県
静岡放送
3月に静岡県島田市の病院で入院中の男子中学生の人工呼吸器が外れて死亡した事故で、12月3日、遺族は看護師らを正式に刑事告訴しました。遺族側によると、病院側は「アラームの放置が常態化していた」と説明したということです。 【写真を見る】「人手不足で言い訳できるものではない」島田市立総合医療センターで中学生が死亡した事故 遺族側が看護師らを刑事告訴=静岡県 12月3日、警察に告訴状を提出したのは男子中学生の遺族の代理人です。当時15歳の男子中学生は「脳膿瘍」と診断され、島田市立総合医療センターに入院していましたが3月、人工呼吸器が外れ死亡しました。 遺族側は当時、容体が急変することを知らせるアラームが鳴っていたにもかかわらず、看護師らが放置したなどとして、12月3日、業務上過失致死の疑いで看護師ら病院関係者5人を正式に刑事告訴しました。 センター側は遺族側に対し、「アラームの放置が常態化していた」と説明したということです。 <遺族の代理人> 「人手不足とかで言い訳できるものではありません。今まで多分この同種事件は10数件くらいやってる(担当している)と思うんですけど、鳴っているのに放置されている、ありえないことですよ」 島田市立総合医療センターは「刑事告訴の内容を把握していないため、現時点ではコメントできない」としています。 一方、島田市の染谷絹代市長は、11月27日の定例会見で、「病院の設置者としての責務として原因究明を徹底して、再発防止に努めるようにと引き続き事業管理者に指導していく」と述べています。
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