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高性能「水中ドローン」製作中 池田学園生徒マイクロプラ調査を計画

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南日本新聞

 文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールに指定されている池田学園(鹿児島市西別府町)の生徒4人が、水中撮影や海底の堆積物を採取する「水中ドローン(無人潜水探査機)」を製作中だ。8月に予定している「鹿児島湾マイクロプラスチック調査」に投入する計画。「5ミリより小さいプラスチックが環境に与える影響を調べたい」と意気込んでいる。  プロジェクトは、高校2年の木村元弥さん、池田誠秀さん、谷口さくらさんが中心となって4月に発足。中学1年の富川慎也さんも製作を手伝った。  機体バランスを制御するコンピューターや通信機器、8個のモーターを入れる耐圧容器は強化アルミニウム製で、水深250メートルの水圧に耐えられる設計。水中で安定した姿勢を保つために、スクリューを八つ取り付けた。軽量化にもこだわりフレームはカーボン製。パーツ類も3Dプリンターでカーボン樹脂を削り出して作った。水圧・水温センサー、海底の地形を調べるソナーも搭載する。

 設計とプログラムを担当する木村さんは、飛行ドローンを5機作った経験の持ち主だ。それでも「浮力のバランスや、スクリューがつくる水流が干渉しないようにするのが難しかった」。設計を終えるまで約240時間かかったという。  機能試験を経て、8月中旬に若尊カルデラ海域、下旬に谷山沖で調査をする予定だ。海図を準備した池田さんは「同様の実験をしている高校生は全国でも少ないと思う。水深200メートルを目指したい」。化学が得意な谷口さんは「たくさんのデータを集めて、火山ガスが及ぼすプラスチックの変化を調べるのが楽しみ」と話した。

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