【米国株】人気株「GAFAM」5銘柄の投資判断を公開!業績絶好調の「アップル」は“買い”な一方、失速気味の「アマゾン」は“弱気”で、明暗が分かれる結果に!
米国の超人気銘柄「GAFAM」それぞれの投資判断を公開! グーグル、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフトの5銘柄のうち、投資判断が“買い”と“弱気”で明暗が分かれた2銘柄を公開! 【詳細画像または表】 ●GAFAMの中でも、業績や株価の動きは分かれる結果に! 今後も順調なのはアップル、短期的に軟調なのはアマゾン! 2020年2~3月に起きたコロナ・ショック後の株価の上昇局面で、米国株式市場の牽引役となったのはGAFAM(アルファベット[グーグル]、アップル、メタ・プラットフォームズ[フェイスブック]、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト)と呼ばれる巨大IT企業だった。しかし、2021年の年末からは、全体相場の下落もあって、軟調な展開に。ただ、下落幅には差があり、大きく売られた銘柄もあれば、下値が限定的だった銘柄もあった。 その理由は、最新の決算発表を見るとわかる。GAFAMの中でもアルファベット、アップル、マイクロソフトは市場予想を上回る好決算を発表し、売上高と一株利益がともに市場予想を上回った。一方、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムの2社は期待を下回る決算内容だった。決算がイマイチだった2社は、下落幅が大きくなっている。 以上がこれまでのGAFAMの株価の展開だが、気になるのは今後の投資判断だ。そこで、ここからは米国株に精通するアナリストが、GAFAMの中でも”買い”と評価した銘柄と、今後の見通しを”弱気”と診断した銘柄を一つずつ取り上げていこう(※最低投資額などの数字は、2022年3月8日時点で、1ドル=115円で計算。投資判断は今後3カ月に関するもの。銘柄分析コメントは、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん、キャピタル・パートナーズ証券の岡橋雅雄さん、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さん。株価や利回り、為替は日々変動しているので、投資する際は最新情報を要確認)。 まず”買い”と診断されたのは、主力のiPhone販売が好調なアップルだ。 アップルは主力のiPhoneやMac、サービス部門の販売が予想以上に好調だった。2021年10~12月期は、売上高と純利益が過去最高を更新。サプライチェーン問題は、2022年1~3月期には、さらに緩和へ向かう見通しだ。また、メタバースへの重点投資も明言しており、AR(拡張現実)ヘッドセットが今年後半に発表される予定。不安定な状況が続くと見られる相場環境では、安定感が高い銘柄が投資家に好まれるため、アップルの人気は続きそうだ。 次に、残念ながら投資判断が”弱気”とされたのは、先に紹介したように、直近の決算が不調だったアマゾン・ドット・コムだ。 クラウドサービス「AWS」の好調と、保有する新興EVメーカー・リヴィアンの株式評価益の計上で、2021年10~12月期は過去最高益となったアマゾン・ドット・コム。ただ、コロナ禍では飛ぶ鳥を落とす勢いだったeコマース部門が反動減となっており、売上高は前年同期比でマイナスに。人件費の上昇なども懸念材料で、短期的には軟調な展開が続く見通しだ。
ザイ編集部
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