車両価格299万円のトヨタ・ハリアーで「十分見栄が張れる」4つの理由
基本デザイン等は上位モデルと同等
新型ハリアーには現在のトヨタ車と同様の新しいクルマの考え方である「TNGA」が採用されています。骨格自体はそのクルマの走りを決める最も重要なファクターなので、これは最上位グレードであっても「S」でも変わりません。 つまりクルマの走りの基本を支える「体幹」の部分でSグレードは何も問題が無いどころか高い走行性能を持っているわけです。 そして人気のデザインに関しても同様です。ハリアーの最上位グレードは「Z“レザーパッケージ”」ですが、エクステリア上の大きな差は 1、リアスポイラーがボディカラー同色ではなくブラックになる(サイド部の処理も異なります)。 2、アウトサイドドアハンドルがメッキではなくボディ色になる。 3、リアバンパーにメッキガーニッシュがない。 ほか数カ所あります。 そしてパッと見た時、一番目に付くのは「4、アルミホイールが「S」の場合は17インチとなる点」です。 アルミホイールに関して最上位グレードは19インチ、さらに高級感を演出する「高輝度シルバー塗装」が施されています。 ただ「S」にもしっかりアルミホイールは標準装備されていますし、実際の試乗でも乗り心地に優れ、問題はないどころか、タイヤとアルミホイールが軽量な分だけ、フットワークにも軽快さが加わり、これもひとつの乗り味として評価できます。
インテリアも十分な仕上げ
インテリアに目を移すと確かにハリアーの売りのひとつであるインパネ周りに施されたソフトパッド+ステッチやパネル類の加飾類は「S」には装備されません。 この手の上質感を演出する上手さがハリアーのポイントではありますが、実際にチェックすると細かい部分の仕上げの違いが重なって最終的には価格に反映されているのですが、エクステリアの部分でも述べたように基本造形自体は大きく変わることはありません。 またエアコンに関しても上位系は静電パネルにタッチするタイプなのに対し「S」はダイヤル式です。しかしダイヤル式はひとつ上の「G」でも同じですし、左右独立で温度調整ができるフルオートタイプである点は共通です。 この他にも話題となっているドラレコ機能付きの「デジタルインナーミラー」はメーカーオプションで8万8000円で設定されていますが、この部分は好みになってくると思います。