年に1度 僧侶が神社にお礼参り「承天寺報賽式」
九州朝日放送
お坊さんが神社にお参りする、全国的にも珍しい伝統行事「承天寺報賽式」が11日、福岡市の筥崎宮で行われました。 福岡市の承天寺の僧侶21人が神職に迎えられ、筥崎宮の拝殿にゆっくりと進んでいきます。 この「承天寺報賽式」は、承天寺を開いた聖一国師が1241年、中国から帰る途中、突然の悪天候に見舞われて遭難しそうになった時に、筥崎宮に祈りを捧げたところ無事に帰ることができたという言い伝えに由来しています。 お礼参りを翌年の1月11日に行い、その後、毎年この日に僧侶がお礼参りに訪れています。 「お坊さんの行列初めて見た面白かった。おもしろかった」 神社の拝殿でお坊さんがお経を唱える珍しい光景に、訪れた参拝客も見入っていました。
九州朝日放送