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Nコン中止で「心に穴」 千葉県内名門校 いつか、また歌声を

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千葉日報オンライン

 新型コロナウイルスの影響で、中学生や高校生が部活動の集大成と位置付けている大会が相次ぎ中止となっている。野球の夏の甲子園大会に全日本吹奏楽コンクール、インターハイ…。日本を代表する合唱大会も開催の見送りが決まった。千葉県内の生徒や指導者からは落胆の声が上がり、再びみんなで歌える時が来ることを願った。  今月18日、全国の児童、生徒が参加する国内最大規模の合唱大会「第87回NHK全国学校音楽コンクール」(Nコン)の全日程中止が発表された。25日には10、11月に予定されていた「第73回全日本合唱コンクール全国大会」(全日本合唱コン)の取りやめも決まった。  国府台女子学院(市川市)の中等部と高等部は、千葉県内有数の合唱名門校。昨年のNコンでは、千葉大会中学生の部で金賞に輝き、高校生の部で銀賞を受賞した。今年の大会中止について、合唱部の堀野直美顧問は「覚悟はしていたが、どんな言葉を掛ければいいか悩んだ」と振り返った。  臨時休校中も約65人の部員が前向きに過ごせるよう堀野顧問は3月初旬、生徒に課題曲の楽譜を郵送。伴奏や二重合唱の動画も配信し、生徒の自主練習にもアドバイスできる環境を整えていた矢先の中止決定だった。  同校では学業に専念するため、高校2年で部活動を引退することになっている。部長の野本かれんさん(16)は「(中止と聞いて)心にぽっかりと穴があいた気分」と声を落とした。部員には「好きな音楽をたくさん歌って聴いて、またみんなで歌える日が来ることを願おう」と伝えたという。  千葉市美浜区の県立幕張総合高校合唱団もNコンに12年連続で出場し、全国の強豪校と歌声を競い合ってきた。毎年3月には卒業する3年生部員の引退公演となる発表会を開いているが、今春は新型コロナの感染拡大を受けて中止に。3年生たちは最後の舞台に立つことなく巣立っていった。  年度が切り替わり「新チーム」となった合唱団。感染収束の見通しが立たない中で部員たちは開催を願い、毎日大会ホームページを確認していたという。伊藤善教顧問は「どうにかステージで歌わせたい。3年間の頑張りを総括してほしい」と願った。

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