Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

第78期名人戦ついに開幕!豊島将之名人対渡辺明三冠の過去の戦績は?

配信

マイナビニュース

延期されていた名人戦が6月10日に開幕。気になる両者の対戦成績を調べてみました。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って延期されていた第78期名人戦は6月10日から開催されることとなりました。将棋ファンが心待ちにしていた名人戦の開幕です。名人戦七番勝負をより楽しむために、豊島将之竜王・名人と渡辺明三冠の対戦成績を調べてみました。 総合戦績と両者の近年のタイトル戦 この2人の対局は全27局であり、渡辺三冠が16勝 11敗((勝率 0.593)で勝ち越しています。しかし、直近の1年以内に行われた10戦では豊島名人が6勝4敗でわずかに勝ち越しています。この10戦には棋聖戦五番勝負も含まれており、3-1で渡辺三冠がタイトルを奪取しています。また渡辺三冠は棋王・王将も昨年度防衛してタイトル獲得は25期となりました。渡辺三冠はタイトル戦で無類の強さを発揮しています。対して豊島名人は2018年度に棋聖を獲得してから破竹の勢いで王位、名人、竜王を獲得しており、タイトル奪取の勢いが止まりません。しかし豊島名人は棋聖、王位を1期で奪取されており、タイトル防衛がまだありません。名人戦で初防衛となるか、注目したいところです。 戦型予想 両者ともに居飛車党であることから、相居飛車の戦型が今回も予想されますが、近10局はどのような将棋が指されているのか見てみましょう。10局中5局で角換わりの戦型となっています。角換わりは、近年出現頻度が高い戦型で、このカードでもその傾向は見て取れますね。次いで矢倉力戦が2局、左美濃対雁木が2局、最後の1局は相雁木でした。左美濃対雁木の将棋は2局とも豊島名人が先手左美濃、渡辺三冠が後手雁木の将棋です。以上から今期の名人戦では角換わりの将棋が多いと予想されます。渡辺三冠は後手番で雁木を採用することも多く、渡辺三冠の後手雁木の将棋も大いに考えられるでしょう。飛車を振ることはほとんどなさそうです。 先後による勝率の違い 近10局、戦型ごとの勝敗は、全体の勝敗とあまり変わらないため、戦型による有利不利はあまりないようです。また、将棋は先手が少しだけ有利と言われますが、不思議なことにこの10局では後手が7勝しており、先手が苦戦しています。2019年度タイトル戦の先手勝率は6割となっているので、もし名人戦で後手の勝利が続くとかなり面白い展開ですね。初戦は振り駒による先後も注目です。 以上過去の戦績から名人戦の見どころを解説しました。まとめると、以下の3点が注目ポイントです。 ・近年の勝敗は拮抗、豊島名人はタイトル初防衛なるか。 ・予想される戦型は相居飛車の角換わり、渡辺三冠の後手雁木。振り飛車はなさそう。 ・近10戦は後手の勝率が高い。先後が勝負のカギをにぎるか。 この3点を覚えておけばより一層、名人戦を楽しめると思います。名人戦はもちろん、延期された将棋は6月に多く指される予定なので、6月は楽しみがたくさんあります。皆さんも将棋観戦を楽しみましょう。  

【関連記事】