Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「AFTERコロナ」ー自らの命と生活を守るために。私たち女性がとるべき行動は【小島慶子】

配信

with online

オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.9】

《Keyword》AFTERコロナ 半年前の暮らしが、遠い昔のようです。当たり前の生活がいかにありがたいか、今、世界中の人が痛感しています。 過去の【小島慶子の令和女子のための新・教養】はこちら コロナ危機が去った後の世界は、元に戻るのではないと言われています。この地球規模の非常事態を経て、私たちは、“ニューノーマル”、新しい日常を生きることになるのだと。大きな犠牲を伴った危機から学んだことを活かさなくては、また同じことが繰り返されます。 これまでとは働き方も、消費の仕方も、人生の優先順位も変わるでしょう。どんな知恵を活かすべきか、その時になってからではなくて、今、危機の最中にあるときによく世界を見て、考えておかなければなりません。 例えば働き方。今回、あなたの勤め先はどんな対応をとりましたか? 早々にリモートワークに移行したところもあれば、無駄な会議やハンコなどの慣習をなかなか変えられず、社員が不安な思いをしながら出勤しなくてはならなかった会社もあるでしょう。 万が一のことを考えて素早く対応した上司と、根性論や根拠のない楽観で押し切ろうとした上司と。自分の職場がどんなところか、よくわかったのではないでしょうか。これを機に、将来の転職などを検討するのもありだと思います。 今は、世界中が全く同じ課題に直面しているという特殊な状況。リーダーたちがどのような対処をするのか、見極めるチャンスです。人命を最優先して、リーダーシップを発揮したのはどこか。中でも、ニュージーランド、台湾、ドイツ、フィンランドなど、女性首脳たちの優れた対応が注目されています。 科学的事実を重視する聡明さと冷静な判断力の持ち主が、女性だからという理由でチャンスを奪われることなく、リーダーに選ばれる社会を作ることが重要だとわかります。

自らの命と生活を守るために。私たち女性がとるべき行動は

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、コロナ危機はジェンダー不平等の問題を浮き彫りにしたと指摘しています。これまでの経済は、無給で育児や介護、看護をしてきた女性に支えられてきました。そして危機の際に最も脆弱(ぜいじゃく)なのは、そうした女性たちなのです。 今後、日本でも景気の悪化で多くの派遣労働者が失業する事態が想定されますが、女性の半数以上は非正規雇用で働いており、収入も男性より低いのが現状です。この男女格差によって、女性たちはより大きなリスクにさらされています。 withでも特集した「持続可能な17の開発目標」、SDGsの5項目めには、ジェンダー平等が謳われています。日本は先進国で最も男女格差が大きく、女性の立場が弱い国です。 コロナ危機でも、シングルマザーや非正規雇用の単身女性は真っ先に生活が立ちゆかなくなるにもかかわらず、日本は「女は男が養うもの」という前提で制度が出来上がっているために、十分な支援策がありません。

【関連記事】