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休校の「ちば自主夜間中学」 外国人生徒、再開心待ち

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毎日新聞

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、民間がボランティアで運営している「ちば自主夜間中学」(千葉市美浜区)は3月から休校が続いている。約半数を占める外国人の生徒は、再開を心待ちにして自宅学習に励んでおり、同中学は「3密」を避けるなどの対策を取った上で、7月2日の再開を目指して準備を進めている。  同中学は何らかの理由で学ぶことができなかった人や、日本で暮らす外国人らに学びの場を提供するため、2018年5月に開校した。運営しているのは同市に公立夜間中学の設立を求めている「ちば夜間中学を作る会」(竹内悦子代表)。美浜区の高洲コミュニティセンターで毎週木曜日に3時限の授業を行ってきた。休校前は10~40代までの約60人が学び、半数は外国人だったという。  同中学に通うベトナム人のレータン・ダンさん(29)とレーヴァン・ハウさん(32)は「再開が楽しみだ」と口をそろえる。2人は19年2月に技能実習生として来日し、同市稲毛区の設備工事会社で働いている。休校前は午後6時に仕事を終えると同7時から1時間、同中学で日本語を学んだ。来日前から日本語の勉強はしていたが、今でも聞き取りづらい言葉があるという。  現在は自習を続けており、ハウさんは「分からないことを、その場で先生に聞くことができないため困っている」と頭を抱える。ダンさんは「技能実習の期間を終え、帰国後は日系企業で働きたい」といい、日本語検定の受検も考えている。また「いつも先生とは、サッカーや私生活などいろいろな話をしていたので、再開が楽しみだ」と話す。  竹内代表は「一人一人の学習範囲が異なり一斉に課題を出すことは難しく、教師役と生徒が1対1で学習することが多い。再開後は3密を回避することが最大の課題です」と話し、授業の定員を半分に減らすことなどを検討している。【長沼辰哉】

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